3 票
著者 | 新川明 |
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出版社 | 社会評論社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784784504848 |
登録日 | 2021/02/18 |
リクエストNo. | 70871 |
リクエスト内容
復帰運動の主流派を相対化し、国家の相対化を試みる。真の自立とは何であるのかを訴える試みは、現代の政治・社会状況を厳しく照射する!
以下、目次。
幻像としての「日本」
内なる「辺境」から―喜舎場永〓著『八重山古謡』にふれて
大江健三郎への手紙
情念の叛乱
一人の表現者
「非国民」の思想と論理―沖縄における思想の自立について
沖縄近代史研究の一視点―謝花昇・伊波普猷をめぐって
「復帰」思想の葬送―謝花昇論ノート
「狂気」もて撃たしめよ―謝花昇論ノート2
新たなる処分への文化的視座
“想像力”を問われる闘争
「憲法幻想」の破砕
「復帰」思想の虚妄
「差別告発」から「反逆」の持続へ
「反国家の兇区」としての沖縄
投票コメント
全3件
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沖縄<反復帰>論の名著。本土人は米軍基地の70%を沖縄に押し付けておきながら、保守論壇人やネット上での沖縄反基地運動への謂れのないヘイト(大阪県警「土人」発言一件に象徴される)が高まってきた現在、本書の復刊が待望される。「沖縄から日本がよく見える」という<沖縄反復帰>の視座を持つことで、沖縄・日本・アメリカを見通す新たな見地が得られるのである。 (2021/03/04)GOOD!2
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戦後沖縄を思考する上での必須書籍にも関わらず、絶版状況であるため。GOOD!2
この書籍を読まずして、沖縄復帰運堂を考察することは不可能であるに等しい。それは、部外者たる「やまとんちゅ」だけでなく、現地の「うちなんちゅ」すらも相対化する新川明氏による、現状への厳しく肉薄する洞察が含まれているからである。
再販を希望する。 (2021/02/18) -
すでに他の方がおっしゃっている通り。「反復帰運動」を今一度取り上げ直すなら、その古典を直に手に取れるようにしてほしい。中古で高値がついていることからもわかるように、出版社にとって、商機でもある。 (2023/12/14)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2021/02/18
『反国家の兇区』(新川明)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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きp