46 票
著者 | レーモン・ルーセル |
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出版社 | ペヨトル工房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784893420596 |
登録日 | 2001/12/06 |
リクエストNo. | 6770 |
リクエスト内容
カントレル先生の邸宅を訪れた「私」は、彼が発明したあらゆる装置が並べられた庭に案内される。そこにあるのはガラスの死体蘇生装置、糸の先に吊られた脳、水中を遊泳する猫と踊り子、無数の歯でモザイクを描く装置といったあまりに奇抜な発想からくるものばかり。そして全てに驚くべき物語が秘められていた…。ルーセルは文学史上常に脇役、また大衆にもアカデミズムにも評価され得なかったが、デュシャン、ダリ、ブルトンなどの芸術家、文学家に多大な影響を与えている。
投票コメント
全46件
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平凡社ライブラリーから改訳が出たので、本来なら投票は必要ないんでしょうけれども、ダメ押しで投票します。GOOD!1
関連文献としては
・ミシェル・レリス『レーモン・ルーセル 無垢の人』(岡谷訳、ペヨトル工房)
…これには有名なルーセルの「私はいかにしてある種の本を書いたか」が入っていて、非常に重要。
・『夜想28 レーモン・ルーセル』、1990
…友人たちのインタヴューや資料なども掲載。
・ミシェル・フーコー『レーモン・ルーセル』(豊崎光一訳、法政大学出版局)
…『臨床医学の誕生』と同年(1963年)に発表されたいわくつきのもの。フーコー自身が、「私自身にとっては至福のような本なのだが、あまり人に言及されることがなく、大変嬉しくおもっている」などとすら言っている。
・岡谷公二『レーモン・ルーセルの謎』(国書刊行会、1998)
平凡社ライブラリーのラインナップとしては主流とは思えない『ロクス・ソルス』を刊行に踏み切った、平凡社の決断に敬意を表します。
…ただ、これって読むと、邦訳で読んでも仕方ないような気持ちになるのは確かで、ジョイズばりの多義性の酷使がある…。 (2004/08/16) -
ミシェル・フーコーの評論文で取り上げられていたので知ったのだが、読んでみたいと思い探したところ、絶版な上出版社まで無くなっている状態であった。近くの図書館にも無いし、古本屋でも見当たらない。澁澤龍彦の抄訳で部分的には読むことができたが、最も読みたかった部分は入っていなかったのでがっかりした。あの奇妙な世界をぜひとも全訳で読んでみたい。どこかの出版社から復刊されることを希望しています。 (2004/04/15)GOOD!1
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とても興味がひかれた。奇想連続型小説というのはとても個人的にGOOD!1
好きで,レーモンルーセルの書く小説はとてもおもしろい。
しかしこの「ロクス・ソルス」に関しては,もう絶版となってしまい,
入手がとても困難である。なのでぜひぜひ復刊を希望します。 (2004/03/21) -
「ロクス・ソルス」二度手に入れる機会を逸しました。最初は、白水社の「小説のシュールレアリスム」から刊行予定だったものが取りやめになったとき。次はペヨトル社から刊行されたときですが、この時は発売されたことそのものが分からなかったためです。今はインターネットという便利なツールがあるので、そのような取りこぼしはありませんが、過去のものは復刊して貰わない限り入手できません。よろしくお願いします。 (2002/10/11)GOOD!1
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何度も書店で見つつも、ついに購入にいたらなっかたが、どういう本か知るにつれなんとしてでも欲しくなった。過去に何回か邦訳が出ているにもかかわらず、現在廃刊で有るとは納得がいかない。フランス前衛文学の白眉にして、世界空想文学の極北、キッチュな言語感覚はフーコーをもうならせた伝説のレーモンルーセルの代表作。アフリカの星が昨年復刊されたのだから、これも復刊されるべきである。 (2002/04/16)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2004/09/13
『ロクス・ソルス』販売開始しました! -
2001/12/06
『ロクス・ソルス』(レーモン・ルーセル)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ceinture