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著者 | エーリッヒ・フロム (著), 加藤 正明 (翻訳), 佐瀬 隆夫 (翻訳) |
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出版社 | 社会思想社 (B6 ) |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784124001600 9784124006865 9784390600477 |
登録日 | 2009/04/24 |
リクエストNo. | 46434 |
リクエスト内容
『自由からの逃走』『人間における自由』の続編。本書ではこれらの書でなされた分析を元に、正気の社会を形作る為の具体的な提案をしている。
《目次》
第一章 われわれは正気か?
第二章 病的な社会とは?-常態における病理学-
第三章 人間の状況-人間主義的な精神分析への鍵-
人間の諸欲求-存在条件から生じた人間の諸欲求-
A 外とのつながりと自己陶酔
B 克服-創造と破壊
C 固着-友愛と近親愛
D 同一感-個人化と集団への一致性
E 方向づけと信仰の枠組みを求める欲求-合理と非合理
第四章 精神の健康と社会
第五章 資本主義社会における人間
社会的性格
資本主義の構造と人間の性格
A 十七世紀と十八世紀の資本主義
B 十九世紀の資本主義
C 二十世紀の社会
Ⅰ 社会的及び経済的変化
Ⅱ 性格学的変化
a 量化、抽象化
b 疎外
c 他の種々相
1 匿名の権威-同調
2 欲求不満をおこさないやり方
3 自由連想と自由会話
4 理性、良心、宗教
5 労働
6 民主主義
Ⅲ 疎外と精神の健康
第六章 さまざまの他の診断
十九世紀の診断
二十世紀の診断
第七章 さまざまの解答
権威主義的偶像崇拝
超資本主義
社会主義
第八章 正気への道
一般的な考察
経済的変化
A 社会主義の問題点
B 共産主義的社会主義の原理
C 社会心理学的反論
D 動機となる利益と参与
E 実際的な示唆
政治的変化
文化的変化
第九章 要約-結論
投票コメント
全5件
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「コンクリートより人間・・」という言葉が生まれる50年以上前に書かれたのに、産業優先の社会を批判する書物としての価値をいまも保っていると思います。 (2014/08/04)GOOD!1
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この書を手にしたキッカケは、岩波書店発刊の『一日一文』に本書の言葉の一部が紹介されており、それに感銘したからである。GOOD!1
しかし、いざ手に入れようとしたが、何処の書店でも売切れであった。
仕方が無いのでオークションで手に入れたのだが、発刊時期が古かったからか保存状態が悪く、古本独特の臭気が酷いため、本棚に置く気になれない。
座右の書として、是非本棚に納めておきたいという気持ちは有る。しかし、シミのついた本を本棚に置くのは如何な物かといつも逡巡する。また、新しい本で気分を一新し、改めて読みたいという気持ちもある。
これらの思いから、復刊を希望いたしました。 (2009/04/24) -
複数の先生方からの紹介がありできれば新品で入手したいこと、そして現代において多くの人に読まれるべき本のように思い、復刊を希望します。 (2022/07/18)GOOD!0
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同著者の『人間における自由』とならぶ『自由からの逃走』の続編です。GOOD!0
かつて中央公論新社の「世界の名著」シリーズに収録されていた(社会思想社版の改訂版)ので中公クラシックスに収録してほしいです。 (2017/12/25) -
欲しいです。 (2009/12/09)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2009/04/24
『正気の社会』(エーリッヒ・フロム (著), 加藤 正明 (翻訳), 佐瀬 隆夫 (翻訳))の復刊リクエスト受付を開始しました。
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