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著者 | 中堀加津雄 |
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出版社 | 国際出版社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2006/09/19 |
リクエストNo. | 35519 |
リクエスト内容
洋書では、勲章の図鑑は、数多く存在するが、日本語の本では、保育社カラーブックス「勲章」と、当書が有名であるが、絶版のまゝ久しく、オークションでも高価落札され、古書店でも、結構な値段で売られている。現在、日本語の本で、勲章図鑑や、その類書は、全く売られていないので、「勲章」と云う大きなジャンルであるにもかゝわらず、本当に不思議です。そういえば、かなり前、エルエス社から日本の勲章をシリーズ化したプラモデルが出ていたが、監修は確か中堀氏だったと思う。(法律に触れぬ程度に)何でも有る食玩やガチャガチャ(残念ながら勲章モノは現在どこに無いジャンルの様だ・ちなみに西欧では勲章の模型が高価ながら作られている)で出したら、エポック社の「古銭コレクション」シリーズみたく、非常に流行ると思われる。世界的に有名な勲章コレクター(内外勲章記章収集保存会)の中堀加津雄氏(軍装店であった銀座「ハト屋」店主)が書かれた本ですので、非常に得難い珍書にして良書です。モノクロ写真をカラーに直して復刻すれば、かなりの需要が見込まれます。解説も分かり易く、軍事マニアや衣裳研究家には必読書です。中堀氏が映画「明治天皇と日露大戦争」の明治天皇役へ勲章装着している写真が興味深い。天皇陛下の御身影を見ると、最高の頸飾と、何故か宮中席次が末席の方の勲八等瑞宝章を併せて佩びているのが不思議でしたが、勲章の本があれば、そういった謎も解けると思います。「大勲位菊花章頸飾(吉田元首相の頸飾は盗まれたらしい)」や「元帥刀(靖国神社の遊就館の最初のショーケースに飾ってある)」と「元帥徽章(以前有楽町の即売会で450万円位で売られていた)」、東郷元帥宛の、御名が親署され国璽が鈐された勲記の実物が写真で出ているが、(本当に東郷元帥のものらしいが)どうやって入手したのであろうか?もし宜しければ、当方の他のリクエストも是非御高覧ください。(珍書多数登録中) ※ 古書店での入手難易度 ★★★★☆
投票コメント
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ぜひ読んでみたい本です。わたしも勲章の本と言えば、オーナーさんが言及されている、藤樫準二氏の「勲章」しか知りませんでした。人間の権力の象徴とも言うべき(受勲者には大変失礼ながら)勲章はイデーの問題とは別に、美術的な視点からも、もっと掘り下げられる題材ではないかと思います。 (2006/09/19)GOOD!1
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平成21年6月12日記:有楽町の即売会にて元帥徽章が380万円にて出品されていました。前回450万円で出品されていた物は、七宝が一部剥げていましたが、今回は桐製外箱附きの完品でした。しかし、漆塗りの内箱には、菊の御紋章のみで、「元帥徽章」との表記は、ありませんでした。GOOD!1
店主によれば、北海道にて超精密な元帥徽章が数点複製されているとの事。数ヶ月前、ヤフオクに出品され38万円程度で落札された品は、その時の複製らしいと思われる。中国上海製の粗悪なペンキ塗の元帥徽章や、20年以上前に復刻された、旗の金地が白い、且つ十七菊(初期製造分は十六菊であったが、憚って修正された)の元帥徽章(定価25,000円程度)が、よく出品されているが、どうなんだろうか?渋谷のアルバンで扱っていた、受注生産の複製品の方が、余程出来が良かったが。
ちなみに大東亜戦争従軍記章(純銀製、通販会社製、白銅鍍金プラ箱製、裏面地図タイプ等は良く見かける)は、占領終了後の昭和26年頃、超精密な錫製の品が覆刻されている。しかし実物は「従軍記章」の文字が右横書きではなく、亜細亜民衆にも分かり易い様にとの方針から、左横書きである。 (2006/09/19) -
日本語で読める文献だから。 (2012/03/25)GOOD!0
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世界の勲章も扱った邦書の資料ということで。オーナーの方も書かれていますが、モノクロ写真をカラーにして復刊されるのを強く希望します。 (2011/08/21)GOOD!0
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邦書としては唯一“図鑑”と名がつく勲章に関する資料。切に復刊を希望いたします。 (2011/08/12)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/09/19
『世界勲章図鑑』(中堀加津雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
箱崎 津郎