≪女優・菅野美穂が今まで言えなかった胸の内をすべて綴ったエッセイと、デビュー以来のプライベートを含む秘蔵写真を満載。すべての出来事に決着をつけるフォトエッセイ集。菅野本の決定版！≫（集英社ホームページより）

≪「わたしの中にある毒を出してしまおう。」門外不出の秘蔵&プライベート写真とともに自身がつづった菅野美穂の真実と真相!すべての出来事に決着をつける21年目の厄払い。≫（「BOOK」データベースより）


現役の芸能人の関連本としては、古い本に分類されるのかも知れませんが、この本以降、未だ菅野美穂の写真集なりエッセイなりの出版もありませんし、その意味では最新作。一時期、騒動にもなってしまった『NUDITY』に関しての言及も、確かあった筈。マスコミがヘンな形で煽った面もあるこの事件について、なかなか激しい情念渦巻く回想が。
菅野自身にとってこの本は、自分のドロドロした内面も含めて表に出して、心のゴミ出しを済ませた上で先へ進む意志の表れのようです。プライヴェートな写真も盛り込まれ、或る意味、『NUDITY』より‘NUDITY’な作品かも知れません。これを読んでなお菅野ファンでいられるかどうかが、性根の座ったファンかどうかの踏み絵となるであろうと思われます。
因みに、確か“笑っていいとも！”に菅野さんがこの本の宣伝で出演した際、タモリさんが「前の写真集より良い」と、珍しく褒め言葉をボソッと呟いていたように記憶しています。タモさんを信じて、投票してください。信じてなくても、乞う投票。


発売日／1998年12月15日
判型／B5判
ページ数／176ページ
価格／2,100円（税込）