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極限の群像




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得票数 5

著者 溝口似郎
出版社 不明
ジャンル 専門書
登録日 2006/05/14
リクエストNo. 33889

リクエスト内容

日支事変から太平洋戦争にかけて前線部隊長として出陣された彼は、厳烈なる戦場に於いて、時には敵の空襲を予言し、或いは深い、深い祈りによる神の御加護と、神の誘導により、敵潜出没のバレー海峡で魚雷猛襲の間をくぐり抜け、無事輸送船をマニラに入港させる等、数々の奇跡を現され部下将兵の尊い生命を救った事実は枚挙に遑がない。

その彼も、敗戦後軍事裁判に問われ、戦犯として絞首刑を宣告され、モンテンルパオの牢獄に投獄される身となったのである。一般の死刑囚が入獄後七十五日を最後として死刑の執行を受けている中、実に百八十五日という長い間の牢獄生活であった。到底我々の想像も及ばない、否想像する事さえ許されない苦悩と恐怖の日々で、そうした苦悶のなかにあってもひたすら神への祈りに懺悔の日々を送り、同囚の人々に神の道を説き、数多くの死刑囚達に宗教的観念を抱かせると共に、これら死刑囚と共に宗教的実践をされたのであった。

こうした彼の祈りのため、米兵ですらてこずった一死刑囚の魂が一大転換を呼び、遂に感謝と喜びの内に従容として死刑台に上がった記録もある。こうした例は数限りなく、著書『予言部隊長』や『極限の群像』を拝読することにより溝口氏の祈りの深さ、愛の祈り、窺い知ること出来る。

死刑囚溝口少佐は牢獄にあって祈りを続けられ、死刑執行日を待って居られたのであるが、もちろん無実の罪であり、勝者が敗者を裁く暴力であった。溝口氏は一片の我欲もない人である。
従って戦場で溝口氏を敬愛していた現地人の切なる、助命嘆願は一旦死刑を宣告したアメリカ軍事法廷の権威をもってしても、これを拒むことは出来なかった。当然のことと云えばそれまでのこと乍ら、殺伐たる現地当時にあって、絞首死刑囚が一変して無罪出獄とは‥‥。如何に無実の罪であったとは云え青天の霹靂、これが奇跡でなくて何であろう、神の御加護でなくて何であろう。
にっぽん文明研究所ブログより引用

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投票コメント

全5件

  • 以前に読んだことがあります。読後人生観が変わるほどの感動を覚えました。
    身に覚えの無い罪状で、戦犯死刑囚としてモンテンルパに収監された著者の、仲間の死刑囚達の心の平穏を求め続けた、極限における人間の尊厳を信心で成し遂げた壮絶な記録です。
    本の中で、著者は自らの死刑への恐怖も赤裸々に綴っていて、単なる奇跡の記録と違い、心に強く迫ってくるものがあります。
    絶対にお薦めです。 (2006/06/30)
    GOOD!1
  • 著者の溝口似郎氏は知る人ぞ知る大霊能力者でした。既に帰天されて久しい方ですので、どの著作も野に埋もれてしまい誠に残念です。 出来れば復刊して世に問うていただきたい本であると思います。 (2010/09/04)
    GOOD!0
  • 死刑囚の奇跡の生還を読みたい。 (2009/04/28)
    GOOD!0
  • 是非読んでみたいです。 (2006/05/16)
    GOOD!0
  • 予言部隊長と並んで貴重な戦争実話資料です。そして古神道の資料としても復刊を希望します (2006/05/14)
    GOOD!0

読後レビュー

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NEWS

  • 2006/05/14
    『極限の群像』(溝口似郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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