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著者 | ジェームズ・G・バラード |
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出版社 | NW-SF社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784900244009 |
登録日 | 2000/06/05 |
リクエストNo. | 276 |
リクエスト内容
『結晶世界』『夢幻会社』『太陽の帝国』等の諸作で知られる英国のSF作家J・G・バラードによる1974年作品。
事故が元で高速道路内の無人地帯に取り残された主人公が、奇妙な極限状態におちいる姿を描く。
クローネンバーグが映画化した『クラッシュ』(1973)、『ハイ・ライズ』(1975)とともに、バラードの“テクノロジー三部作”と称されている。
投票コメント
全42件
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バラードの作品の中で、現在最も手に入りにくい作品だと思います。ネットオークションなどでも、信じられない値段がつけられています。GOOD!1
やはりそれだけ需要が高く、供給が少ないと思われるので、ファンとしては是非復刊して欲しいです。 (2003/08/11) -
20年ほど前に極短い紹介文を読んで以来、ずっと気になっている作品。バラード作品は、『結晶世界』、『ヴァーミリオン・サンズ』、『ハイ=ライズ』程度しか読んでおらず、熱心な読者とは言い難いが、これは是非とも読みたい。 (2003/07/07)GOOD!1
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「殺す」「コカイン・ナイト」「スーパー・カンヌ」と、ここ数GOOD!1
年、バラード翻訳は順調といってもよいペースで行われていま
す。あの批評集「ユーザーズ・ガイド・トゥ・ザ・ミレニアム」
もついに翻訳され、バラードの新たな「ユーザー」が開拓されて
いることは確かでしょう。需要はあります。
しかし過去をひるがえっては、「クラッシュ」を出したペヨトル
は絶版、創元の文庫のいくつかも危機的状況。ハイ・ライズも絶
版。まともに手に入りそうなのは「太陽の帝国」だけ・・・。ス
ピルバーグに感謝しなくてはならないくらい、お寒い状況です。
これでは新規ユーザも次が続きません。
かくいう私も「クラッシュ」からの新規バラード「ユーザー」、
テクノロジー3部作のまん中であるこの本の存在を知ったときに
はすでに手後れでした。
ここ数年のバラード翻訳の波にのって、ひとつ幸福な復刊をよろ
しくお願いいたします。 (2003/06/25) -
非常に現代的かつ起こりえる内容の小説です。私は幸いにも買って読みましたが、大学時代の後輩に卒業の置き土産として、スタニスワフ・レムの『枯草熱』とともにあげてしまいました。(88年の話です)GOOD!1
今は大変後悔しています。後輩に「返してくれ!」と言えば済む事ですが、先輩のプライドとして未だに言えません。
三部作の中で一番好きですし、映画化するといいなと前から思っています。SFというより完全な現代小説ですが、大変な傑作であるという想いは、未だに変わりません。ぜひ復刊をして欲しいものです。 (2002/09/03) -
SF小説史上、いまも燦然と輝き、2002年1月現在新刊の翻訳が発売されてGOOD!1
いるJ.P.バラードの注目すべき作品。『クラッシュ』(デヴィッド・クロー
ネンバーグによって映画化もされている)と同様、都市と機械と、人間によって
織りなされる生のかたちが、ここにもバラードによってスケッチされることにな
ります。
しかし、そのバラードの作品も、非常な高値によって好事家の間をゆきかうばか
りであり、入手はおろか、読むことさえもままならない状況になってしまいまし
た。
時事的な技術の進歩によってもその価値をかわらず保ちつづけているという、ま
れに見るSF(もはやそれはSFではないかもしれない)として、この作品はあ
ります。 (2002/01/31)
読後レビュー
NEWS
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2003/09/03
『コンクリ-ト・アイランド 』販売開始しました! -
2000/06/05
『コンクリートの島』(ジェームズ・G・バラード)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
S本M男