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著者 | ヘルマン・ブロッホ 著 / 古井由吉 訳 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784480206640 |
登録日 | 2005/01/10 |
リクエストNo. | 27544 |
リクエスト内容
カフカ、ムージルと並ぶ二十世紀前半のドイツを代表する思想家、作家ヘルマン・ブロッホが名作「ウェルギリウスの死」「罪なき人々」と並行して執筆していたが、彼の死により未完となった長篇小説。執筆時は仮題として「山の小説」と呼ばれていたが、ブロッホの死後、研究者、フェリックス・シュテッシンガーによって「誘惑者」と名付けられた。未完成とされながらも、ブロッホの作品として極めて充実した内容を誇る作品です。
ここに揚げた版は筑摩世界文學体系の一冊として出されたもので、ローベルト・ムージルの小説「愛の完成」「静かなヴェロニカの誘惑」(古井訳)「三人の女」(生野幸吉訳)「黒つぐみ」(川村二郎訳)が併録されていますが、出来ればブロッホ作品を単独で刊行して頂きたい。
登録者の評価★★★★★★★★☆☆
投票コメント
全13件
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古井由吉の貴重な訳業であるので、是非読んでみたいです。講談社文芸文庫などから出ている多くの古井作品のように、しれっと文庫化されないものかと心待ちにしております。GOOD!3
ヘルマン・ブロッホは、最近は「ウェルギリウスの死」が復刊(2024年5月)されているほか、「ヒプノシスマイク」で名前が言及されるなど、日の当たる機会が多いようです。直接関係はありませんが、ガルシア=マルケス「百年の孤独」が文庫化(2024年6月)して爆発的に売れていますから、復刊・文庫化の追い風はまさに吹きに吹き荒れているといえましょう。出版業界に、本書の復刊を敢行する先覚者が現れ出ることを強く念願いたします。 (2024/07/29) -
古井由吉の訳を読んでみたい。 (2023/05/22)GOOD!1
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ブロッホに興味がある。 (2016/08/25)GOOD!0
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古井由吉ファンなので。 (2009/02/03)GOOD!0
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古井由吉訳でぜひ読みたいのです。 (2008/12/01)GOOD!0
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kk