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誘惑者 上

ヘルマン・ブロッホ 著 / 古井由吉 訳

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誘惑者
著者 ヘルマン・ブロッホ 著 / 古井由吉 訳
出版社 あいんしゅりっと
判型 B6変
頁数 576 頁
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784911290026

商品内容

20世紀ドイツ文学を代表する作家であるヘルマン・ブロッホの死後に遺稿から編纂された長編小説をドイツ文学者・古井由吉が翻訳した言語芸術の最高峰ともいえる名作を復刊。本作の訳業は古井由吉が作家への道を歩むきっかけのひとつに。

山間部の山村で素朴に生活を営む人々。その村に都会から「誘惑者」が流れつき、しだいに村は「誘惑者」の妄想に浸透されていく。語り手である田舎医師を通して描かれる、村人たちの空疎な熱狂と荘厳なる自然。筑摩世界文學体系(1973年2月刊行)に収録の同名作品の復刊。コンパクトサイズ、1段組で読みやすく。

▼目次
語り手のまえがき
1章 漂泊者
2章 黄金
3章 夢
4章 思い出
5章 素朴
6章 不安

▼著者プロフィール
ヘルマン・ブロッホ
1886年ウィーンでユダヤ系の裕福な紡績業者の長男として生まれ、実業家としての道を歩むも一転、1927年に工場を売却し、その後ウィーン大学で聴講生として数学、哲学、心理学を学ぶ。1931年から1933年に長編小説『夢遊の人々』を発表。1938年にナチスに逮捕拘禁されるも、拘束中に『ウェルギリウスの死』の執筆を続ける。ジェイムズ・ジョイスなど外国作家たちの尽力で解放後イギリスを経て、アメリカへ渡る。1945年に『ウェルギリウスの死』、1950年に『罪なき人々』を発表。プリンストン大学で群衆心理学を研究し、論文を発表。ノーベル文学賞候補となるも、1951年死去。『誘惑者』は生前には発表されず、遺稿を整理する形で1953年に全集に収められる。

古井由吉(ふるい よしきち)
小説家、ドイツ文学者。1937年生まれ。東京大学大学院独語独文学専攻修士課程を修了後に、金沢大学、立教大学で教鞭を執る。1968年に最初の小説『木曜日に』を発表。1971年に『杳子』で芥川賞受賞。主な作品に『栖』『槿』『仮往生伝試文』など。ムージル『愛の完成』『静かなヴェロニカの誘惑』を翻訳。2020年に死去。
◆こちらもチェック!◆
◎『誘惑者 下』

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読後レビュー

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復刊投稿時のコメント

全13件

  • 古井由吉の貴重な訳業であるので、是非読んでみたいです。講談社文芸文庫などから出ている多くの古井作品のように、しれっと文庫化されないものかと心待ちにしております。
    ヘルマン・ブロッホは、最近は「ウェルギリウスの死」が復刊(2024年5月)されているほか、「ヒプノシスマイク」で名前が言及されるなど、日の当たる機会が多いようです。直接関係はありませんが、ガルシア=マルケス「百年の孤独」が文庫化(2024年6月)して爆発的に売れていますから、復刊・文庫化の追い風はまさに吹きに吹き荒れているといえましょう。出版業界に、本書の復刊を敢行する先覚者が現れ出ることを強く念願いたします。 (2024/07/29)
    GOOD!3
  • 古井由吉の訳を読んでみたい。 (2023/05/22)
    GOOD!1
  • ブロッホに興味がある。 (2016/08/25)
    GOOD!0
  • 古井由吉ファンなので。 (2009/02/03)
    GOOD!0
  • 古井由吉訳でぜひ読みたいのです。 (2008/12/01)
    GOOD!0

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