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著者 | フィリップ・デュパスキエ |
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出版社 | 文化出版局 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784579402274 |
登録日 | 2004/09/13 |
リクエストNo. | 25879 |
リクエスト内容
船員と留守家族の様子を描いた絵本です。
ソフィーという女の子が、船に乗っている父親へ、手紙を書きます。いわば手紙形式の絵本です。
「おとうさん、お元気ですか。きょうは雨ふりです…」と始まり、長ぐつを買ってもらって嬉しかったとか、小さい弟に歯が生えたとか、日常生活のこまごまとしたことを、父親に伝えています。
ページをめくるごとに手紙の内容が変わり、上段には父親の船での生活が描かれ、下段にはソフィーたちの生活が描かれています。ですから、真冬に子ども達が雪だるまを作って遊んでいる時に、父親がいかにも暑そうな海辺で過ごしていたり、「海は荒れていませんか」とソフィーが尋ねている時に、父親が大時化にあっていたりもします。
ソフィーの手紙を通して、離れて暮らす船員家族の思いが、じーんと伝わってきます。
そして最後のシーンがとてもよいです。
投票コメント
全22件
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船員と結婚しました。GOOD!1
将来生まれてくる子どもに、父親の仕事について考えるきっかけになれば。
私自身も、船員の妻として、留守番の勇気になれば。
そう思いました。
私は読んだ事がないですが、同じような境遇の、船員さんの奥様にすすめられました。 (2006/11/09) -
船乗りの妻です。まだ子供はいませんが、内容を知ってぜひ読んでみたいと思いました。船乗りに限らず、仕事の事情で離れて暮らすお父さん、けっこう多いですよね。内容に共感する家庭が、少なからずあるのでは?と思います。 (2005/02/15)GOOD!1
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船員の家族です。GOOD!1
「海上の友」の掲示板で知り、図書館で借りて読みました。
最後のシーンは、うるうるしてしまいました。
今陸勤中の主人が船に乗っていた頃は小さかった上の娘も、
もう手紙が書けるようになったので、今度主人が海上復帰したら
まさにあんな感じになるんだろーなーと思います。
ぜひとも手元に置いておきたい一冊です。 (2005/02/15) -
海外と日本を結ぶ国際海上輸送は、周りを海に囲まれ海外との輸出入なしでは成り立たない、日本社会、経済の絶対的な根幹である。にもかかわらず、それに従事する船員の存在を現代社会は忘れてしまっている。本書を通じ船員がおかれている現状を広く世間に知らしめ、ひいては、船員の社会的地位の復活を期待する。 (2004/09/25)GOOD!1
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ソフィーの手紙を通して、離れて暮らす船員家族の思いが、じーんと伝わってきます。そして最後のシーンがとてもよいです。GOOD!1
船員家族の少ない日本では、残念ながら絶版となってしまいましたが、船員家族でない方でも、まだ、ご覧になっていない方に、是非お薦めしたい絵本の1冊です。 (2004/09/13)
読後レビュー
NEWS
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2004/09/13
『おとうさん、お元気ですか…』(フィリップ・デュパスキエ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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