11 票
| 著者 | 小松英雄 |
|---|---|
| 出版社 | 講談社 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784061589476 |
| 登録日 | 2004/04/05 |
| リクエストNo. | 23414 |
リクエスト内容
徒然草を巡る「キーワード」別の小論集。書誌学・文献学的なアプローチに拠り「徒然草」を扱った論考は、最近でも多数現れているが、本書の独自の分析視角は、通説的な語釈や釈義の盲点を鋭く突くものであり、高校の古文学習などで「刷り込み」を受けた「徒然草」のイメージに決定的な変容を迫るものである。
投票コメント
全11件
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講談社学術文庫版が２００７年９月１０日に第７刷として復刊されたというのに、気づいたらもう品切れになっていた。この本はテクスト解釈学のすぐれた実践の記録であるので、常時入手できるようにしておくことが望ましい。日本語を、学び、教える、総てのひとびとのための必読書なのである。 (2012/09/26)GOOD!1
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「文献学」の実践によって、語り尽くされたかに見える古典を読み直すことができることを示してくれた名著です。GOOD!1
以前に図書館の本で読んだことがあるのですが、小松氏の近刊『古典再入門』を読んで、ぜひ手元に置きたくなりました。
古本屋に行くたびに探してみるのですが見あたらず、ネット古書店などでも品切れで手に入りません。
『徒然草』を考える上で、また文献学の入門書として広く読まれるべき価値がある本と考えますので、復刊を強く希望いたします。 (2007/01/31) -
小松英雄氏による古今和歌集の表現解析を読み解く書籍や日本語の変化に対する考察をまとめた書籍などを読むうちに氏の書かれた本を全て読みたいと思うようになりました。GOOD!1
ある程度は図書館にて読み、その後古本などで入手しましたが、この本が手に入りません。古本で売っていても、プレミアがついていて購入が容易ではありません。
私はこの本をまだ読んでいませんが、徒然草の表現を小松氏がどのような視点で解析されているのか、自分の手元に本を置いてじっくりと読みたいです。
また、徒然草という高校古典の授業でもよく扱われる題材を扱ったこの本は中学や高校で古典を教える国語の先生や学生自身にも興味を持って読んでもらえるのではないでしょうか。 (2006/09/05) -
大学の恩師から、この本を薦められたのがきっかけでした。読み進む度に、これまで自分の中の『徒然草』の解釈にかけられていた錠が“かちん かちん”と外されていくような感覚を抱きました。「古文を『直に』読む」ということの大切さを痛感させられた一冊です。共感する箇所や目から鱗が落ちるような提言も多く、いま私が持っている文庫本は、傍線だらけになっています。少なくとも凡百の古典の解説書より、遙かに知的興奮を抱くことができる本だと思います。正直、なぜこのような本が絶版になっているのか、私にはわかりません。どこかの大学でテキストとして用いられていたという話も先述の恩師から伺いましたが、あまり反響がなかったのでしょうか。残念です。いま持っている文庫本を休ませたいというのもありますが(笑)、何より古典愛好家を初めとする多くの人たちにもっと読んでもらいたいという気持ちから、この本の復刊を強く希望する次第です。 (2004/04/14)GOOD!1
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「文献学」的な書籍として紹介されることが多いようだが、実質的に見れば、A.ベーグのフィロロギーも顔負けの、本邦独自の「書誌学」の成果といって可いのではないか。社会科学やこれに基づく実務にも通じる著者一流のアプローチが、いかに人文科学のフィールドを広く深く耕すことに貢献しているかを、関心を寄せる多くの読者に味読して欲しい。 (2004/04/05)GOOD!1
読後レビュー
| タイトル | 価格 | サイト |
|---|---|---|
| 新版 徒然草抜書 表現解析の方法 | 2,970円 | アマゾン |
NEWS
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2020/11/26
『徒然草抜書 -表現解析の方法』（小松英雄）の注文を開始しました。 -
2012/09/26
『徒然草抜書 -表現解析の方法』が10票に到達しました。 -
2007/11/14
『徒然草抜書』販売開始しました！ -
2004/04/05
『徒然草抜書 -表現解析の方法』（小松英雄）の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう！
蓮實贋彦