15 票
著者 | 徳富蘆花 |
---|---|
出版社 | 岩波文庫 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784003101537 9784003101544 |
登録日 | 2004/02/15 |
リクエストNo. | 22527 |
リクエスト内容
苦学生が九州から大学に進むために田舎から出てくる。
途中、多くの人との出会いを経て関西学院大学へと進み社会に出ていく。
その過程における多くの人と出会い、助けられて成長していくこの物語は殺伐とした今の時代だからこそ若者に読ませたい。
英語版は販売されている程の名作。岩波文庫版が絶版であることは残念でならない。
投票コメント
全15件
-
蘆花自身の人生をモデルにし、『デヴィッド・カッパーフィールド』に触発されて書いた小説。蘆花自身は後には浅薄な小説と考えていたが、明治の時代を明るく前向きに進んでいく菊池慎太郎の半生は、小説として面白いから。GOOD!1
自分の母に刀をつきつけられて自分の家の再興をするよう迫られてそのつもりで努力するが、しだいに富や名誉の虚しさ、キリスト教による万物の創造主神の存在を知り、世の中を自身の思想で変革させようとする姿は共感を覚える。 (2013/07/15) -
徳富蘆花の作品群の中でも英語版まで販売されている昨今、岩波文庫(上下)が絶版になっているのは如何にも惜しいことだ。現代の若者にも是非読ませたい作品である。私も高校時代購入した岩波文庫だが誰かに貸したのが限りとなって戻ってこない。定年を前にしてもう一度、この作品をゆっくりと読み返したい。 (2011/01/13)GOOD!1
-
中学生のとき国語の先生から推薦され読んだ。少年時代の苦労が報われて主人公が幸福になる過程が気分高揚に役立った。その後芦花公園近くに住み、蘆花の人となりに好感を持った。引越し20回の間に失われ、再度読みたいし、今の少年少女にも読ませたい。(家内が塾を経営しているので、子どもたちとも話す機会が多い) (2007/03/05)GOOD!1
-
昔NHK-FMの朗読の時間で聞いて、実に良い本だと古書店を探し回りました。GOOD!1
私の手元の岩波文庫版も紙がぼろぼろで今にも破けそうです。
以前吉本隆明も推薦(だからどうだというわけではありませんが)推薦していた名著です。是非復刊させてください。 (2006/06/12) -
「明治中期の世相を自由な批判精神で語った半自伝小説」との事でぜひ読んでみたいです。 (2011/01/20)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2004/02/15
『思出の記』(徳富蘆花)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
隊長