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著者 | 長谷川集平 |
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出版社 | 理論社 |
ジャンル | 児童書・絵本 |
ISBNコード | 9784652020418 |
登録日 | 2003/09/02 |
リクエストNo. | 19045 |
リクエスト内容
1982年初版。
友達のおとうちゃんから聞いた戦争の話。そして「戦争ごっこ」……。ひと昔前の日本の姿が、スミのペン画とセピア風の背景色の中に甦る。でもそれはノスタルジーともストレートな反戦とも少し違い、著者らしさがギラリと光っているという感じです。
投票コメント
全40件
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描いた本人です。これは初めは今江祥智さんに言われて児童文学GOOD!3
叢書のために書き下ろしたもので、後に理論社で絵本化されまし
た。ぼくにとって反戦とはこういうことじゃないか。つまり、親
の世代から無意識的に受け継がれた暴力性がこの身にも宿ってい
るのだけれど、それはほのぼのとした無邪気なものでもあって、
人間性とも言えるものであって、そういう自分を差し置いて「反
戦」を唱えることは偽善なのではないか。好戦的でもあるぼくら
のいとおしい日常と反戦の姿勢がどう折り合えるのか。走る少年
たちの永遠性はどこにたどり着くのか。そういうジレンマが夏の
おわりの蝉の声とともにひとつの物語になっています。この問い
かけに、まだ納得できる答えは返ってきていない、とぼくは思い
ます。何度もくりかえして読んでほしい絵本です。 (2003/09/03) -
以前、はせがわくんきらいや、を読んだ。GOOD!1
その長谷川氏が、戦争体験を得意気に語る大人をみて何を思ったかを語る絵本があると聞いた。
同世代として、憤りもあり、当時のおっちゃんたちの年齢を越した自分達は、果たして子どもたちに何を語るのか。いま迷う大人にも、子どもにも、読んで効く薬になるかもしれないと、期待している。是非とも、復刊を!と希望する。 (2015/08/07) -
図書館で借りて読みました。もう今は戦争って,TVの中で遠くのGOOD!1
国の出来事で…って感じになりつつありますが,身近に感じられ
る少年たちのフツーの遊びの中に戦争が関わっているこの絵本
は,日本でも戦争があったことを思い出させてくれる。そして,
同時に戦争というものが,フツーに日常生活に入ってくるんだと
ゾクッとしました。なにも悲惨な物語だけが戦争や反戦を教えて
くれるんではないんだね。 (2005/02/11) -
武勇伝として戦争を語るおとうちゃんが一瞬見せる遠い目。話を聞いたさとるが、その後の戦争ごっこでのぞかせた狂気。著者の狙いか、私が勝手にそう感じているだけかはわかりませんが、何かを感じさせずにはおかない、そういう「力」を持った絵本です。復刊して残しておくべき絵本だと思います。 (2003/09/02)GOOD!1
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興味があって読んでみたいです! (2015/09/23)GOOD!0
読後レビュー
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NEWS
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2015/12/04
『夏のおわり』復刊決定! -
2003/09/02
『夏のおわり』(長谷川集平)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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集平