5 票
著者 | チャールズ・L・ハーネス |
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出版社 | サンリオ |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2003/07/05 |
リクエストNo. | 17751 |
リクエスト内容
文明が荒廃した未来。3千年の昔に打ち上げられたといわれている〈神の目〉を見に行ったジェレミー・ウルフヘッドは地底人に頭部を打たれ、新婚間も無い妻ベアトラを奪われてしまう。精神感応で会話する力を持つ修道士の一団に助けられたウルフヘッドは、負傷」が元で自身も心で会話する能力を身に着けた。やがて訓練をつみ〈渦力〉を会得、更に暗闇でも温度差で者を見分ける力を持つ牝狼ヴァージルに自分の脳の一部を移植し,テレパシーで会話を可能にした。そして荒廃以前に首都ウォッシュトンの連邦国家が核戦争をさけ移り住んだ地底人の地獄都市デスへ妻を求め、タイムリミット24時間の冒険へヴァージルを引き連れ旅立つのであった。
設定だけ聞くとアホらしい感じがしますが、展開はダンテの『神曲』の本歌取りで、SFとしてはワイドスクリーンバロックの大傑作だそうです。ホントかな?
投票コメント
全5件
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この本について知ったのは元ネタであるダンテの「神曲」からなのですが、登場人物とストーリー展開が非常に気になります。GOOD!1
ベアトラが天国的ポジションから地獄で囚われの身になっている事や、案内役のヴァージルが狼に、さらに性別まで変わっている点など是非実際に読んでみたくなります。 (2012/03/14) -
超寡作作家チャールス・L・ハーネスの長編のうち日本語に訳さGOOD!1
れた唯一の作品だったが、例によってサンリオSF文庫。この作
品が復刊ということになれば、数少ない他の作品も訳される可能
性がなきにしもあらず? とにかく超一級のワイドスクリーン・
バロックです。 (2003/09/30) -
高校生の頃、古本屋で何気なく見つけて買った懐かしい一冊。相棒の牝狼ヴァージルとの奇妙な友情や、決して万能とはいえない渦力をカバーする主人公の発想力が見どころ。復刊されたなら、ぜひまた読みたい (2010/06/23)GOOD!0
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一度読んでみたいと思っていたから (2004/10/17)GOOD!0
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投票の機を逸していたので。 (2003/08/04)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/07/05
『ウルフヘッド』(チャールズ・L・ハーネス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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白雲母