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著者 | 柳沢きみお |
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出版社 | 双葉社 |
ジャンル | コミック・漫画 |
登録日 | 2003/01/31 |
リクエストNo. | 14537 |
リクエスト内容
持病の影響で離職を余儀無くされた中年の主人公が、その後の余生を、
自分がやりたかったことをやって楽しく生きようと、今まで好きだった
人に会いに行くべくあちこちを旅し、その道中の出来事や様々な
思いを、小説に認めるという(主人公はかねてから小説家志望だった
から)、実に夢があり、ロマン溢れる名作。
投票コメント
全21件
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「日本人」とはまたすごいタイトルではないですか!GOOD!1
柳沢先生のこれを代表作にするぞという決意と、この作品に賭ける意気込みがひしひしと感じられるタイトルです。
なのに、ああ、あのアクションがわずか15回で打切りというむごい仕打ち・・・。
柳沢先生の、日本人の生き様や日本のあり方についての語り口は、私にとって人生の指標であるとともに宝です。女よりも「日本人」です。生きる意味と目的を失った日本人がいったい何処へ向かおうとしていくのか?ダメ人間たちが繰り広げる人生模様の中にいったいどんな日本人像が浮かび上がってくるのか?
ああ、早く知りたい!書き下ろしとともに復刊を切に願います。 (2003/02/01) -
よく「フォークソングが流行る時は不景気だ」などと言われる。GOOD!1
それと同じで「『日本人』が流行らないのは不景気な証拠」と思
う。好景気の頃は、結果を見るのに余裕があったが、不景気の今
はそんな余裕は無い。だから、テンポの遅いこの作品は速攻打ち
切りとなった。「書き下ろしで単行本計画、または第二部計画も
ある」と掲載誌『アクション』には書いてあったが電話してみた
所、「『翔んだカップル21』に全力で取り組んでいただいてい
る」と言っていたので当分先の話だろう。現代日本人は”人生
80年”で時間があるのにも関わらず、あくせく”特急”に乗っ
て生活している。それに対して、昔の日本人は”人生50年”の
短さなのに”徒歩”で全国を行脚して和歌を詠んだものだ。この
様に日本人が本来持っていたはずの「精神的優雅さ」を現代に蘇
らせようとする意図で書かれた作品である。皆がアクセクギグ
シャグしている昨今こそ、こんなロマンのある作品が必要なので
はないだろうか? (2003/01/31) -
ちょっと関係ないけども、今のニッポン人は、「純情」なものをGOOD!1
排除して、そのくせ、どっかで「乾いて」て、やれロマンだ!
ファンタジーだ!と言うものを、求め過ぎちゃぁいませんかッ!
まあ、この、投票と、ほとんど、関係なかったけれど、たまに
は、こういう「純情」なのもいい。 (2003/01/31) -
この作品は、アクションでたったの15話で終わってしまったので、GOOD!1
単行本化したとて、恐らく1冊で完結になるでしょうが、大好きな
作品だったので、単行本化して欲しく、ここにリクエストしました。
人生は一度きり。やりたかったことをやって、悔いを残さず死にたい
という、他の作品でも見れる作者のポリシーがここにも宿ってます。
松本清張がそうであったように、50を過ぎても小説家になれないことは
ないと、それを目指す姿は、男は死ぬまで夢を持ち続けてこそ人生だ
という作者の強い信念が伝わってきます。それに加え、誰にでも
忘れられない人、その後が気になる人が一人や二人はいると思います。
そんな思いを、もし実現したら、もし変わり果てていても
もう一度会えたら、そんな夢を行動に移したストーリーが上手く
描かれています。ちなみにこの漫画のようなことを実際に実現してる
人を僕は知っています。そのくらいこの作品のコアなファンは
実在します。同士の方、是非投票お願いします。 (2003/01/31) -
すき (2005/11/19)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2003/01/31
『日本人』(柳沢きみお)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
hiro