12 票
著者 | 若城希伊子 |
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出版社 | 秋元書房 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/06/08 |
リクエストNo. | 10581 |
リクエスト内容
骨肉腫で亡くなった川畑朋子さんの手記を元に構成された作品。少女の"生きたい"という強い願いが心を打つ。本書を読んで、彼女の肉体は滅んだが、彼女の精神は絶対に病魔に打ち勝っていたと信じた。またどんなに失望しても自分の生命を自分で絶つようなことはすまいと固く心に誓い、心の糧としてきた。この掛替えの無い本がある時期から書店やネットで入手ができなくなりました。この機にリクエストさせて頂きます。
投票コメント
全12件
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『15歳の絶唱』の中に出てくる牧師(当時は、広田益也と言っておりました)です。川畑朋子さんとの出会い、そして彼女の壮絶な痛みと苦しみの中での関わり、今も鮮明に思い出します。そして苦しみの中で彼女が見出した平安もまた真実なものでした。現代の若い方々に、是非読んで頂きたい本の一つです。余談ですが、彼女の逝去後、著者の若城希伊子さんが、和歌山教会に訪ねて来られ、取材を受けました。本名を出すのは固辞したのですが、ほかの名前が本名なので、とのことでやむなく文中に実名を出すことを了承した経緯があります。 (2014/05/09)GOOD!1
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高校生の頃に読み、衝撃を受けました。GOOD!1
努力もせずに物事を簡単に諦めたり、命を粗末にする事が、どれほど愚かで傲慢な行為であるか。
自分、そして他人の命を尊重できない人間が増えている現在こそ、必要とされる図書ではないかと思う。
これからを生きる若い人の多くに読んでほしいと願います。 (2013/07/13) -
息子が夏休みの読書感想文を書くために本を選んでたのですが、何を読んでいいのか、読みたい本がないのか、『どんな本がいいの?』と聞いてきました。ちょっと呆れてしまいましたが、私自身、何を読んだっけ?と考えていました。そしたら、『そうだ、15歳の絶唱を読んで感想文を書いたぞ』と思い出しました。息子もちょうど15歳。感動、感銘、共感するはずと思い、探しましたが、ないのです。その本が。とてもいい本なのに・・・。ぜひ、子供達に読ませたい本なのに。復刊してほしいです。 (2011/08/22)GOOD!1
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十数年前、偶然家の本棚の奥にあったのを見つけました。GOOD!1
家族の誰のものなのかわかりませんでしたが、当時中学生だった
私はタイトルに惹かれて読みました。
そして大きな衝撃を受けました。
最初はふっくらあどけない顔をしていた少女が、最後の方ではすごく痩せて
でも表情は透き通るほど気高く大人びていたのがとても印象に残っています。 (2007/04/26) -
子供の頃、確かまだ12歳くらいだったと思いますがこの本を読み、こんな悲しい病気があるのかと驚きながら若くして逝った彼女の苦しみや悲しみが今でも忘れられずにいました。彼女の書いた詩を思い出し、またこの本を読みたいと思って方々探しましたがどこにもありませんでした。そこでこのサイトを発見しました。 (2004/06/19)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2013/09/24
『15歳の絶唱』が10票に到達しました。 -
2002/06/08
『15歳の絶唱』(若城希伊子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
コアラ