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門脇文庫 日本語聖書翻訳史

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邦訳聖書について書かれた本は海老澤有道の「日本の聖書」をはじめ、三笠宮崇仁親王が「古代オリエント集」に旧約聖書及び外典について寄稿したものを再録した「わが歴史研究の七十年」及び田川建三の「書物としての新約聖書」で言及されているが、この本が刊行された昭和58年までに公刊された聖書についての情報量が多い。
 ただし田川建三が自分の書いたマルコ伝の注釈書に言及していないので「下劣な党派心」と非難しているように「聖書の世界」や「聖書外典偽典」など出版された時点で刊行済の本を含んでいないし、フランシスコ会訳の紹介が簡単過ぎるので大幅に増補して、新共同訳・聖書協会共同訳など昭和58年以降に刊行された聖書についても加筆してほしい。またエホバの証人の新世界訳のような翻訳も含めてほしい。この本の正教会訳は「日本の聖書」を引き写しているようなので新たに改稿する必要がある。

2021/11/14