復刊投票コメント一覧
虫明亜呂無の本
全2件
集英社文庫のアンソロジーに入っていた「ペケレットの夏」に、遅まきながら魅せられました。ところがちくま文庫の3冊、タッチの差で本屋さんから消えてしまいました。あの美文を存分に読んでみたいと願っています。
2011/07/17
集英社文庫のアンソロジーに入っていた「ペケレットの夏」に、遅まきながら魅せられました。ところがちくま文庫の3冊、タッチの差で本屋さんから消えてしまいました。あの美文を存分に読んでみたいと願っています。
2011/07/17
田中英光の「オリンポスの果実」が日本におけるスポーツと文学の結晶として名高い。虫明亜呂無は大衆が愛するスポーツの世界を美しく儚くそして神々しくも描き出し小説やエッセイや対談という形で世界を繰り広げた。文章の美しさは技巧的な意味ではなく、直感と教養と暖かい眼差しによって筆になっているので読者の心を掴んで離さない。スポーツに関する文章はともすれば儚く消えゆくが、虫明亜呂無の本には超越したしなやかさがある。華やぐ智恵とはニーチェの本だが、確か彼の本に「いたるところに中心がある」という言葉は、虫明のエッセイにしろ小説にしろ対談にしろ読者はそれを感じることが出来るだろう。「虫明亜呂無の本」の三冊は、玉木正之氏によって編まれており、1/肉体と精神のドラマ、2/スポーツ評判・観戦記、3/スポーツの魅惑を充分に愉しむことの出来る構成となっている。スポーツへの昇華を見事に顕した虫明亜呂無の著作が埋もれることなく多くの読者に知ってもらうためにも最適な本であると確信している。
2011/06/06
田中英光の「オリンポスの果実」が日本におけるスポーツと文学の結晶として名高い。虫明亜呂無は大衆が愛するスポーツの世界を美しく儚くそして神々しくも描き出し小説やエッセイや対談という形で世界を繰り広げた。文章の美しさは技巧的な意味ではなく、直感と教養と暖かい眼差しによって筆になっているので読者の心を掴んで離さない。スポーツに関する文章はともすれば儚く消えゆくが、虫明亜呂無の本には超越したしなやかさがある。華やぐ智恵とはニーチェの本だが、確か彼の本に「いたるところに中心がある」という言葉は、虫明のエッセイにしろ小説にしろ対談にしろ読者はそれを感じることが出来るだろう。「虫明亜呂無の本」の三冊は、玉木正之氏によって編まれており、1/肉体と精神のドラマ、2/スポーツ評判・観戦記、3/スポーツの魅惑を充分に愉しむことの出来る構成となっている。スポーツへの昇華を見事に顕した虫明亜呂無の著作が埋もれることなく多くの読者に知ってもらうためにも最適な本であると確信している。
2011/06/06