復刊投票コメント一覧

私の折口信夫

全2件

興味深い視点。

2009/09/26

折口信夫入門&研究には必須の本です。男弟子の立場から書かれた評伝は多数ありますが、女弟子が書いたものは、この本以外には皆無ではないでしょうか?女性を身の回りに近づけなかったという折口信夫が、唯一そばに近づけた女性。彼女の眼から見た折口信夫のなんと魅力的なこと!読み終わった後には、ねちっこい愛の人・折口信夫に実際に出会ったような気もしてきます。折口と著者は40歳の年齢差があり、れっきとした童翁コンビなのですが、師弟だけの関係にとどまることはなかったようです。親(鉄漿親)子、祖父&孫、恋人、など変幻自在に関係がみたてられていきます。著者は折口(釈迢空)の短歌のモデルでもあるそうです。折口の人間的魅力を知るのに最適な本だと思います。

2009/07/20