復刊リクエスト投票

• 国立公園

  【著者】緑川洋一（写真）　岡田喜秋（文）

  光の魔術師の面目躍如たる名作写真集です。現在、純粋な風景写真をモノクロームで撮ることは殆どありませんが、本書はカラーでは出せないモノクロームの美しさを認識させてくれる逸品です。どこを取っても文句の付けようがなく、批評する気が起こりません。さまざまなテクニックを用いながら俗化するどころか、40年経った今日、その価値はいよいよ高い。ぜひオリジナルの内容で文庫化して欲しい。(2005/12/22)

• ハイルブロンの少女ケートヒェン

  【著者】クライスト 著 ／ 手塚富雄 訳

  古書店でも古い1938年版しか見つからないので、復刊を希望します。手塚富雄氏の名訳による純愛物語とくれば悪かろうはずがない。余計なことながら「服従」より「貞淑」が適当では？(2005/12/22)

• ファウスト 悲劇第2部 上・下

  【著者】ゲーテ 著 ／ 手塚富雄 訳

  まことに格調高い名訳です。わたしは同社から1974年に出た一巻本で愛読していますが、やはり文庫形式で幅広く読まれるほうが望ましいと思います。(2005/12/19)

• 現代詩の鍵

  【著者】ロレンス・ダレル著　須原和男訳

  いままで文庫化もされていないのは理解に苦しむ。(2005/12/18)

• 三富朽葉全集　全4巻

  【著者】矢野峰人編

  いまはなき牧神社の偉業です。図書館でも置いていないところが多いのが残念。(2005/12/18)

• 花あそび

  【著者】緑川洋一（写真・文） 緑川藍（文）

  実にこころが和む絵本です。図版も大変美しく、大人にも薦めたい。難を言えばこの本は判がやや小さいので、花や果実の写真は実物大で見られるよう、せめてA4判くらいの大きさで復刊して欲しい。それにしても、本書にページ数を印刷しないのは英断ですね。絵本はこうでなくちゃ。(2005/12/18)

• 灯火器百種百話

  【著者】瀧澤寛

  ワタシにはこういう「結構な」ものを集める財力はありませんので、本書による眼福を頂くだけで「結構」です。(2005/12/18)

• 洋灯百種百話

  【著者】瀧澤寛

  ワタシにはこういう「結構な」ものを集める財力はありませんので、本書による眼福を頂くだけで「結構」です。(2005/12/18)

• 京都の庭

  【著者】矢内原伊作（文） 入江泰吉（写真）

  矢内原氏の名文が入江氏の写真とともに読める倖せ。薄くて手軽なところも良い。(2005/12/18)

• 文士の肖像110人

  【著者】木村伊兵衛　土門拳　濱谷浩　林忠彦　秋山庄太郎

  それぞれに存在感のある肖像集。個人的には稲垣足穂の葉巻片手の写真に圧倒されました。(2005/12/15)

• ヨーロッパの風景

  【著者】緑川洋一

  1960年代の貴重な欧州の風景写真集。撮影者の感動がつたわってくる名作。本書はカラー印刷黎明期の写真集なので、現在の印刷技術で刷りなおせばより素晴らしい本になると思います。(2005/12/15)

• ラ・ロッシュのアルバム

  【著者】ル・コルビュジェ

  画家を志望していた若きコルビュジェの夢のかずかず。後年建築家として大成した才能の萌芽がここに。(2005/12/15)

• シュティフター作品集 全4巻

  【著者】アーダルベルト・シュティフター著　高木久雄ほか訳

  名篇「水晶」（本集の第3巻所収）にみられるとおりの、珠玉のような作品群です。文章はもちろん、彼の絵画もフリードリヒとも相通ずるドイツ・ロマン派を体現している。(2005/12/15)

• 文楽

  【著者】入江泰吉（写真）茶谷半次郎（文）

  土門拳が文楽を撮影した頃とほぼ同時期に撮影されているのが非常に興味深い。本書は全集のかたちでなく、単独で出版して欲しい。(2005/12/15)

• たかがカレーというなカレー

  【著者】究極グルメ軒／編

  執筆者の方々は所謂“オリエンタル・カレー”（三木鶏郎の唄が懐かしい）世代の人々なので、異口同音に「本場のカレーはカラかった！」と仰っています。戦後日本のカレーは相当に甘いものであることを今更ながら再確認しました。（笑）(2005/12/15)

• 夜の疑惑

  【著者】鮎川哲也

  70年代の春陽文庫には他の作家の作品でも埋もれている良いものがかなりあると思います。(2005/12/14)

• 全宇宙誌

  【著者】松岡正剛

  いままで投票していなかったのが不思議です。本書を復刊できれば印刷社、出版社冥利に尽きると思う。(2005/12/13)

• ふるいみらい

  【著者】中村　道雄

  これはぜひ復刊して欲しい!!!(2005/12/13)

• 日本の画家108人

  【著者】林忠彦（写真） 嘉門安雄（解説）

  たいへん高価な本ですが、廉価での復刊を望みます。(2005/12/10)

• 対談　谷川俊太郎

  【著者】谷川俊太郎

  ご尊父との対談は、後年の「ザ・骨董」における対談と比較すると興味深い。(2005/12/10)