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ふしぎなつむじ風

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「ふしぎなつむじ風」 大石真

「この船じごくゆき」「6年4組ずっこけ一家」「くたばれかあちゃん」「つむじまがりの仙太郎」「偽原始人(井上ひさし)」小4~中1にであった大好きだった本です。
 私にとって、その出発点で最高峰の作品が「ふしぎなつむじ風」。小2の学級文庫に入っていて自力で読み、夢中になって何度も何度も読み返しました。
 1968年の作品ですが、平成でも令和でも古くなることのない物語だと思います。
 大人になって探したところ、絶版とわかってぼうぜん・・・国会図書館からとりよせて読みました。今は県立図書館で借りることができます(ほっ)。
 「じごくゆき」「ずっこけ一家」と一緒につばさ文庫に入れてほしいと切にねがっています~お願いですから復刻してください。  今の読書は苦手という子どもたちでも一気にひきこんで夢中にさせてくれる本だと思います!

 小3の光一はお母さんが仕事に行くのにあわせて登校します。
 同じように早く登校する元気な桜先生や転校生のまゆみとなかよくなったある日、黒いつむじ風が校庭にくるくる渦を巻き、「アケブ!タケブ!」という声がきこえます。

 その日クラスに桜先生のかわりに現れたのはへんてこな古い服を着てムチをふりまわすおっかない男の先生でした。
 算数で3たす4は5、なんて言うのですが、不思議なことに先生がやってみせるとそうなるのです。クラスのみんなは疑いながらも先生の言うなりになっていきます。

 しかし、光一とまゆみ、それにクラス1の秀才の小川君だけはちがうと言い張りました。
 廊下に立たされ、わからずやと言われ、給食をとりあげられ(先生がうれしそうにたいらげました)、3人だけに宿題を山積みされても従いませんでした。

 おなかがぺこぺこの光一たちは先生とクラスメートにばかにされながら下校し、まゆみの家でやっと自分達で食べ物を探して落ち着くことができました。
 宿題をうまいことわりふって片付けた3人は考えこみます。
 つむじ風がふいてあやしい先生がやってきた、なんて言っても信じてもらえるはずがありません。
 なぜ桜先生が来ないのか、誰が味方になってくれるのか、一体どうしたらいいのか、そしてあやしい先生の正体は・・・?

 続きを読みたいな、と思った方、ぜひぜひ投票おねがいします!

2019/04/18