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みどりのはしご

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小さなフォークと小さなサラダがたまらなくて。

子どもが出来、ずっと読み聞かせたくて探し、復刊をまっていました。

ところが先日、実家に帰ると私の部屋の机の上に、みどりのはしごが置いてあるではありませんか。母が孫のために、納戸から見つけてくれたそうで、本当に感動しました。

おばあさんは、小さな小さな庭に、大きなモチノキがあるいえに住んでいました。おばあさんはこの木が大好きでした。

ある日、おばあさんはモチノキのしたに赤カブの種を10粒蒔きました。お客様に、サラダにして出すのを楽しみにしていたのですが、おばあさんの家には誰も訪ねてきてくれません。

ある朝、食べ頃の土の中で食べてと歌っている赤カブの数を数えると、9本しかありません。

不思議に思っていると、ふと電話が鳴り、「おばあさん、さっきは赤カブをありがとうございました。これからあれでサラダを作りますから、どうぞモチノキのみどりのはしごを登って、食べに来て下さい。」と言われました。

モチノキの小人の可愛らしいみどりのお家まで長〜いハシゴを登ったおばあさんは、可愛らしいフォークで可愛らしい(背中も腰もシャンとなる)サラダをご馳走になって、帰ります。次は豆の畑を作ると約束して。

おばあさんは、もう孤独ではないのだという温かさ、そしてあんなハシゴを登れてしまうおばあさんにもびっくりした事を覚えています。

サラダが食べたくて食べたくて。子どもの頃、おねだりして作ってもらった赤カブのサラダは、辛くて美味しくなかったけど、今では大好物。見るたびに買って帰って、サラダにしています。

ぜひ、復刊して多くの子どもに読んで欲しいです。

野菜嫌いの克服にも、役立つかな?

2015/02/24