レビュー一覧
どらン猫小鉄
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そもそも大人向けの『漫画アクション』に連載されていた「じゃりン子チエ」に登場する、ヒロイン・チエちゃんの愛猫……もとい、よきパートナーである小鉄が主人公の、いわゆるスピンオフ作品。
『漫画アクション』の版元である双葉社が、他社から出ていた『コロコロコミック』『コミックボンボン』などを強く意識して『100てんコミック』なる雑誌を売り出すなどしていた時期に描かれ、「じゃりン子チエ」の“ジュニア版コミックス”などに収録された、単発の軽い読み切り2作(本書の冒頭にも収録)から始まったもの。
小鉄がチエちゃんに“小鉄”と呼ばれるようになる前の、かなり骨太な物語で、“雷蔵”という本作の中での小鉄のネーミングや、黒澤明監督の『用心棒』などを意識した世界観など、そこかしこにおいて作者であるはるき悦巳さんの趣味が全開となっており、「じゃりン子チエ」本編とあわせてお読みいただきたい作品となっている。
なお、もし今後、復刊される機会があるとするなら、「じゃりン子チエ」本編(現在は主に文庫版、ということになるのだろうか?)と版型を揃えていただければ幸いである。
2014/04/04
そもそも大人向けの『漫画アクション』に連載されていた「じゃりン子チエ」に登場する、ヒロイン・チエちゃんの愛猫……もとい、よきパートナーである小鉄が主人公の、いわゆるスピンオフ作品。
『漫画アクション』の版元である双葉社が、他社から出ていた『コロコロコミック』『コミックボンボン』などを強く意識して『100てんコミック』なる雑誌を売り出すなどしていた時期に描かれ、「じゃりン子チエ」の“ジュニア版コミックス”などに収録された、単発の軽い読み切り2作(本書の冒頭にも収録)から始まったもの。
小鉄がチエちゃんに“小鉄”と呼ばれるようになる前の、かなり骨太な物語で、“雷蔵”という本作の中での小鉄のネーミングや、黒澤明監督の『用心棒』などを意識した世界観など、そこかしこにおいて作者であるはるき悦巳さんの趣味が全開となっており、「じゃりン子チエ」本編とあわせてお読みいただきたい作品となっている。
なお、もし今後、復刊される機会があるとするなら、「じゃりン子チエ」本編(現在は主に文庫版、ということになるのだろうか?)と版型を揃えていただければ幸いである。
2014/04/04