レビュー一覧
ひまな岬の菜の花荘
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小6の時に一度だけ読んで20年ほど経ってからふと思い出し、どうしてもまた読みたくなって必死にタイトルを思い出して再読。
子供の頃よりも大人になってから読むと、主人公のぶおばさんの孤独と叶わなかった夢が胸に刺さります。元気いっぱいに民宿を切り盛りして動物たち、ご近所の人たちにかこまれて、日々を過ごすのぶおばさん。印象的なおぼろ月夜の歌。若いころに結婚の約束をして戦争に行ったやっちゃん。やっちゃんは若くして亡くなり、のぶおばさんはやっちゃんの写真に毎日話しかけます。そんなのぶおばさんの民宿には鬼やらカッパやら幽霊やら、不思議なお客が来ます。のぶおばさんは彼らを優しく受け入れます。それは痛みを知るからこそ。子供の頃はそこまで考えて読みませんでしたが、大人も子供も心に残る読書体験になるでしょう。なくしてはいけない本です。
2016/09/01
小6の時に一度だけ読んで20年ほど経ってからふと思い出し、どうしてもまた読みたくなって必死にタイトルを思い出して再読。
子供の頃よりも大人になってから読むと、主人公のぶおばさんの孤独と叶わなかった夢が胸に刺さります。元気いっぱいに民宿を切り盛りして動物たち、ご近所の人たちにかこまれて、日々を過ごすのぶおばさん。印象的なおぼろ月夜の歌。若いころに結婚の約束をして戦争に行ったやっちゃん。やっちゃんは若くして亡くなり、のぶおばさんはやっちゃんの写真に毎日話しかけます。そんなのぶおばさんの民宿には鬼やらカッパやら幽霊やら、不思議なお客が来ます。のぶおばさんは彼らを優しく受け入れます。それは痛みを知るからこそ。子供の頃はそこまで考えて読みませんでしたが、大人も子供も心に残る読書体験になるでしょう。なくしてはいけない本です。
2016/09/01