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学識ある無知について
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神を語ること
肯定形(~である)で神を語ることには限度があります。なぜなら神が人間の認識を超越し矛盾すらも内包しているからです。
クザーヌスは数学の極限を駆使し神の超越性を示します。
彼の思考は直感に反しています。しかし二重否定が肯定を表わすように神の愛を見せてくれます。
彼の仕事の多くは歴史の表に表われることはありませんが、コペルニクスやケプラー、パスカル、ヤスパースそして日本の西田幾多郎と影響を与えてきました。
本書は彼の代表作であり、クザーヌスの思考を学ぶ上で相応しい一冊です。
2023/07/23