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大乗仏典 4 法華経 I
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法華経とくに鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』は『般若心経』に次いで読まれた経典であり、『維摩経』と並ぶ仏教文学の最高峰、アジア思想にも影響を与えてきました。サンスクリット(梵)語原典を現代語訳で読みたいという方も多いと思います。
さてサンスクリット語原典の現代語訳としては岩波文庫の坂本・岩本訳、岩波書店の植木訳は手に入りやすいです。前者が歴史的背景が押さえてあり・羅什訳との対比が便利ですが文法に間違いがある。植木訳は文法が確かで掛詞もしっかり訳されていますが自説や自宗に対するこだわりが強いように思います。
そこで中公文庫版ですが羅什訳を中心にまとめつつも漢訳三本・梵訳・チベット訳と各種テキストを比較しており内容も確かで中立な訳になっています。注釈で歴史的背景や羅什訳との違いも押さえていますから、しっかりとサンスクリット語原典と向き合いたい方にお勧めです。
2025/03/15
法華経とくに鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』は『般若心経』に次いで読まれた経典であり、『維摩経』と並ぶ仏教文学の最高峰、アジア思想にも影響を与えてきました。サンスクリット(梵)語原典を現代語訳で読みたいという方も多いと思います。
さてサンスクリット語原典の現代語訳としては岩波文庫の坂本・岩本訳、岩波書店の植木訳は手に入りやすいです。前者が歴史的背景が押さえてあり・羅什訳との対比が便利ですが文法に間違いがある。植木訳は文法が確かで掛詞もしっかり訳されていますが自説や自宗に対するこだわりが強いように思います。
そこで中公文庫版ですが羅什訳を中心にまとめつつも漢訳三本・梵訳・チベット訳と各種テキストを比較しており内容も確かで中立な訳になっています。注釈で歴史的背景や羅什訳との違いも押さえていますから、しっかりとサンスクリット語原典と向き合いたい方にお勧めです。
2025/03/15