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コーランを読む

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イスラームの扉を開く

ある文化を理解する上で、その聖典を読むことが重要である。とくにイスラーム文化圏の影響は日に日に強くなっていますから「『コーラン』を読みたい」と考える方は多いでしょう。しかし著者がいうように日本人にとって時間的・空間的に離れた『コーラン(クルアーン)』を理解することは無理があります。
著者は岩波文庫版『コーラン』の日本語訳を手がけ、祈祷文であり序章「開扉」の章を10回のセミナーで解釈学的思考を用いて読み解く様は圧巻の一言です。
井筒氏以後も『コーラン』の日本語訳・解説は存在しますが、氏ほど読み込んだ方はいないかもしれません。本書を通し『コーラン』の扉を開きましょう。

2024/01/17