チベット仏教世界の歴史的研究

石濱裕美子

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著者 石濱裕美子
出版社 【発行】東方書店【発売】復刊ドットコム
判型 A5判、丸背上製
頁数 396 頁
ジャンル 専門書
ISBNコード 9784835442464
商品内容
チベットをより深く理解するための一冊。

連日報道が続く、中国・チベット問題。北京オリンピックを控え、今後の動向に世界中が注目しています。

本書は17世紀-18世紀にかけての、チベット、モンゴル、満州らのチベット仏教圏諸国と中国との関係。また当時チベット仏教の影響がいかに大きく、各国間の秩序を保つことに機能していたかを明らかにした一冊。

ダライラマの著作の翻訳も手がける著者の地道な文献研究から生み出された渾身の力作。

チベットとその信仰に興味を持つすべての人にオススメです。

(内容)
序論 チベット仏教世界の王権像の原型
第1章 パクパの仏教思想に基づいたフビライの王権像
第2章 『アルタン=ハン伝』に見る一七世紀モンゴルの歴史認識
第3章 ダライラマ五世の権威確立に菩薩王思想が果した役割
第4章 ダライラマがモンゴル王侯に授与した称号の意味と評価
第5章 『蒙文老〓』中のチベット関連書簡
第6章 チベット語書簡の構造から見た一七世紀の清・チベット・モンゴル関係
第7章 チベット・モンゴル・満洲の政治の場で共有された「仏教政治」思想
第8章 チベット仏教世界から見たガルダン対ハルハ・清朝戦争
第9章 摂政サンゲギャムツォの著作に見るチベットの王権論
第10章 清朝によるチベット平定の実像
第11章 一七八〇年のパンチェンラマ・乾隆帝会見の本質的意義
結論 チベット仏教世界の提示

読後レビュー

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復刊投票時のコメント (全101件)

チベット文献・チベット仏教の価値観をおさえ、チベット-「中国」関係の本質を喝破している数少ない良心的研究である。  本書は、中国と関係を、チベット語、モンゴル語、満洲語の一次資料を縦横に駆使して描き...

2025/03/29

筆者の論文や目次を見ただけだが、チベット仏教史だけでなく、モンゴル史、中国史においても価値のある一冊だと思う。ぜひ読みたい。

2011/11/29

チベット仏教世界という一つの世界圏を提示した本書は、他の地域、世界圏を研究する学徒にとって重要な示唆を与える。つまり、イスラーム世界、東アジア世界という概念を無批判に使う学者たちに対して、ある世界圏が...

2005/07/15

日本の東洋学・チベット学の研究水準の高さを、世界的にアピール できる研究書であり、学会に裨益するだけでなく、一般に向けて、 チベット世界に対する認識を是正することができる著作である。あ まりにも早くに...

2003/12/31

現在東洋史を専攻している学生です。最近の秘境ブームでチベットに関する本はでていますが、玉石混合の状態です。現在、チベット史に関連する本は非常に少ないため、活躍されている研究者の本は一冊でも入手したいと...

2003/09/17

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