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チベット仏教世界の歴史的研究
全101件
チベット文献・チベット仏教の価値観をおさえ、チベット-「中国」関係の本質を喝破している数少ない良心的研究である。
本書は、中国と関係を、チベット語、モンゴル語、満洲語の一次資料を縦横に駆使して描き出したものであり、これによって提示された関係像は従来の、「チベットは古から中国の一部であった」という例の珍説を論外なものとして斥け、一方「近代以前の中国とチベット・モンゴル・満洲の関係にはチベット仏教的価値観がベースにあった」という少数ながらも存在する良識派の「隔靴掻痒」の説をきちんと民族側の価値観にのっとって解析したものである。著者サイト(https://ishihama.tibetan-studies.net/okamenomori/ishihamayumiko/OurPublication5.html)より。
2025/03/29
チベット文献・チベット仏教の価値観をおさえ、チベット-「中国」関係の本質を喝破している数少ない良心的研究である。
本書は、中国と関係を、チベット語、モンゴル語、満洲語の一次資料を縦横に駆使して描き出したものであり、これによって提示された関係像は従来の、「チベットは古から中国の一部であった」という例の珍説を論外なものとして斥け、一方「近代以前の中国とチベット・モンゴル・満洲の関係にはチベット仏教的価値観がベースにあった」という少数ながらも存在する良識派の「隔靴掻痒」の説をきちんと民族側の価値観にのっとって解析したものである。著者サイト(https://ishihama.tibetan-studies.net/okamenomori/ishihamayumiko/OurPublication5.html)より。
2025/03/29
チベット仏教世界という一つの世界圏を提示した本書は、他の地域、世界圏を研究する学徒にとって重要な示唆を与える。つまり、イスラーム世界、東アジア世界という概念を無批判に使う学者たちに対して、ある世界圏がどのような要素や独自の論理によって成り立っているのかを示す必要がある。それを示す方法論の一つを提示した本書は、広く歴史や地域研究に従事する研究者、学徒に読まれるべきものである。
2005/07/15
チベット仏教世界という一つの世界圏を提示した本書は、他の地域、世界圏を研究する学徒にとって重要な示唆を与える。つまり、イスラーム世界、東アジア世界という概念を無批判に使う学者たちに対して、ある世界圏がどのような要素や独自の論理によって成り立っているのかを示す必要がある。それを示す方法論の一つを提示した本書は、広く歴史や地域研究に従事する研究者、学徒に読まれるべきものである。
2005/07/15