他の出版社との共同企画で実現した復刊本をご紹介

女子高生刑事 白石ひなた 全6巻

著者： 早坂ガブ
出版社： 小学館

心臓移植を受けた女子高生が、あるきっかけで元の心臓の持ち主である名刑事の人格になり、凶悪事件を解決するべく活躍するという、コメディタッチの作品。2012～15年に「週刊少年サンデーS（スーパー）」に連載されました。
キャラクターの愛らしさとストーリー展開の巧妙さで本作のとりこになった人は少なくなく、今でも電子書籍では読むことができるものの、それでもやはり紙の本で保有したいと、多くの復刊リクエストが寄せられています。

あの世で罰を受けるほど

著者： キリンジ（堀込高樹・堀込泰行）
出版社： ぴあ

現在は6人組バンド、2013年までは兄弟2人組ユニットとして、こだわりの強い音楽ファンをも唸らせる良質なポップスを生み出し続けてきたキリンジ。本書は、2001～05年に雑誌「TVブロス」に連載していた堀込兄弟2人のエッセイを単行本としてまとめたもの。2005年刊。
身の回りの事件や日々の考察をユニークな視点で綴ったエッセイを中心に、当時のインタビューなどを追加収録した一冊で、今では中古市場でプレミアム価格で取引されています。新規でファンになった方も多く、短期間で多数の復刊リクエストが寄せられています。

おりょうりのもり

著者： 舟崎靖子 著 ／ 野田亜人 画
出版社： 小学館

1970年代を中心に刊行された＜小学館の創作童話シリーズ＞の中の一作で、幼児～小学生低学年向けの絵本。おもちゃ屋でお金が足りず、おままごとのセットを買えなかった女の子が、帰り道の森で、フライパンやフォーク、お皿の実がなった木を次々と見つけます。さらに欲しいものがどんどん目の前に現れ、卵焼きを作って森の動物たちと一緒に楽しく食べるというお話です。
お母さんを真似て料理をすることに憧れる小さな子どもたちの夢をそのまま描いたようなストーリーが人気で、およそ40年を経た今でも「もう一度読みたい」と、多くのリクエストが寄せられています。