時代をまとったミュージシャン「プリンス」。 世界中がパープル・レインに咽び泣いた訃報。数々の偉業と人びとの熱狂に彩られながらプリンスは世界をどこに連れていこうとしたのか。 追悼 緊急特集！ パープル...

名人追悼-- 柳家小三治とは俗世を相わたる高座の輪郭そのものであった。衒う必要はどこにもなく、枕を聞くままにいつしか高座に巻き起こる空気の蠢動に目を向けていればそこに落語の淵は開けていた……。 柳家...

水木しげるを総特集。 ▼目次 ■生成するマラルメ*25 --ある主題による変奏曲 ／ 柏倉康夫 ■耳目抄*245 --三冊の本 「女たちの八月十五日」 「子どもたちの8月15日」 「潮呼び...

南北戦争時代の女学校を舞台にした最新作『The Beguiled／ビガイルド 欲望のめざめ』は、二〇一七年の第七〇回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の監督賞を受賞した。 『ヴァージン・スーサイズ』...

63年間にわたる現役生活に終止符。 数々の伝説と記録を残し、「神武以来の天才」と称され、テレビバラエティなどでもその人間性が広く親しみをもたれている加藤一二三の魅力に迫る。 ▼目次 ■私が出会...

日韓合作映画『デッドエンドの思い出』の公開を機に、小説家・吉本ばななの魅力に迫る！ 『キッチン』『TUGUMI』『白河夜船』から『アルゼンチンババア』『スナックちどり』、そしてnoteで連載中のエッセ...

今年の1月に亡くなった国民的詩人・吉野弘氏の魅力を総特集。 昭和・平成と時代と人が代わっても、変わらぬ人気で現代詩の裾野を広げ続けてきた吉野弘。 本特集は、人々に心の底から生きる力を与え続けた「...

デビュー40周年、矢野顕子の真髄に迫る総特集。 ▼目次 ■カラーグラビア --愛と光に包まれて　音＝生の歓び ／ 矢野顕子（撮影＝鈴木竜一朗） ■ロングインタビュー --矢野顕子の四〇年 ...

世界一の複製画の村へようこそ 世界でもっとも複製画をつくりだす村がある--中国・深圳市大芬村。10000人もの人びとが絵画を書き、世界中から絵を求めて人がやってくる。 グローバリゼーションと消費...

1923年、フィンランドの首都ヘルシンキ。北欧神話に登場する冥府の番犬の名を戴く諷刺雑誌ガルムが創刊された。ヤンソンの知られざるカリカチュア画家としての活動と、激動の時代精神を活写する。 ▼目次 ...

ポルトガル沖合はるか遠方の、アソーレス諸島に繰り広げられる、クジラと難破船と愛の物語-。 幻想味が絶妙の鬼才が、その実験的小説作法を極限にまで押しすすめ、織り上げた、詩的で象徴性豊かな小品集。

現代を代表する哲学者デリダが、ラカン、フーコーとの過去の対決をふまえ、ライバルたちの天才と弱点を明確化するとともに、精神分析に対する最大の批者＝理解者として、この理論／実践の「自己への抵抗」の可能性を現...

「子どもは好きな絵本を食べて、それが何らかの栄養になってるんだろうね」--スズキコージ 栄養たっぷりの、絵本というたべもの。厳選した200冊に迫るそれらを「夜」「森」「感覚」「動物たち」「変身」「...

物語のテクストは、多様で自由な「読み」に開かれているのだろうか？ 読者に無限の解釈を許すのだろうか？ 記号・意味・テクストをめぐるさまざまな概念を精緻に定義し、物語のメカニズムを詳細に分析する、エーコ...

火影に踊る死者の記憶を傍らに、自らの詩の言葉の創造の秘密を語りつくす、未聞の資料収蔵体＝アルシーヴとしての書物。 様々な映像との邂逅から誕生した詩篇＋講演＋対話（対話者＝田村正毅・豊島重之・前田英樹・...

愛はひとを自由にする。 とらわれの身の王子が空飛ぶマントで世界を見聞する話から、牛に変えられた王子の呪いを解き放つ王女の愛まで。 ヴィクトリア時代の童話の黄金期に生まれた、個性豊かな作品を集めた...

文学批評の鬼才が、過去から現在までの人物をとりあげて、縦横無尽に繰り広げる反逆と皮肉にみちた批評集。 知の散策へと誘う、現代思想と文学理論のエッセンスにみちた、欲張りな至福の必読書。