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• 風と木の歌

  【著者】安房直子

  こちらに入っている「きつねの窓」と「鳥」を初めて読んだのは、教科書ででした。ちょっと不思議な世界と切ない物語で、ずっと心に残ってました。最近、図書館で読んだのですが、何ともいえず懐かしい気持ちと切なさで胸が一杯になってしまいました。昔なくしてしまった大切な宝物が、こそっと奥から出てきたような気持ちです。心の中で、ずっと探してたんだなと強く思いました。ずっと側において、大切に読んでいきたいと思っていたのに、残念な事に現在品切れで、注文できないとか・・・とても悲しいです。安房直子さんのお話は素敵なのがたくさんありますが、上記の２作品が掲載されている本は、少ないのです。ぜひじっくりまた味わいたいです。小・中学生の時は読みながら、「自分がお母さんになったら、寝る時に絶対、このお話読んであげよう！」などと思っていたりしました。夢が叶うといいな・・・。(2002/04/08)