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復刊リクエスト投票

  • 動物好きに捧げる殺人読本

    【著者】パトリシア・ハイスミス

    小森収 編『短編ミステリの二百年5』(創元推理文庫)にて記されている評論を読んで、本書が読んでみたくなりました。(2023/08/07)
  • 雲なす証言

    【著者】ドロシー・L・セイヤーズ

    ピーター・ウィムジイ卿シリーズの作品は、このところ品切れが増えてきましたが、ここ数年は新カバーで徐々に復刊しているので、この作品も復刊してもらいたいです。(2023/08/07)
  • シグニット号の死

    【著者】F・W・クロフツ

    クロフツの作品は、復刊してもすぐに品切れになるから。(2023/08/07)
  • 五匹の赤い鰊

    【著者】ドロシー・L・セイヤーズ

    セイヤーズのウィムジー卿ものにしては珍しい、「純粋パズル型探偵小説」で興味深いから。(2022/08/25)
  • スターヴェルの惨劇

    【著者】F・W・クロフツ

    作品自体もクロフツの代表作ですが、創元推理文庫版には巻末にある「内外ミステリ談義1」が面白いから。(2022/08/25)

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レビュー

  • 狙った獣

    マーガレット・ミラー 著/ 雨沢泰 訳

    古本屋で探さなくても読めるようになった名作

    杉江松恋さんが『読み出したら止まらない! 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)の中で、「古本屋で探してでも読んでもらいたい作家たち」の筆頭に上がっていたマーガレット・ミラー。「何があっても読むべきマストリードの一人」なのに、2013年の時点では全作品が品切れ中であったが、その後、『悪意の糸』(創元推理文庫)の本邦初訳を皮切りに、代表作『まるで天使のような』も創元推理文庫で復刊され、『雪の墓標』(論創社)の本邦初訳と少しずつミラーの再評価の兆しが見られる中で、遂に本作の復刊である。
    前置きが長くなったが、サイコ・サスペンスの元祖とも言われる本作は、ある男とある女の悲劇と言ってもいいのかもしれない。それぞれの悲劇の源は、今となっては珍しくない題材ではあるものの、決して古びてはおらず、ミラーの卓越した文章表現と、それを生かした翻訳によって、心打たれる作品となっている。(2016/09/29)

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