シタールさんのページ 復刊リクエスト投票 聖王ルイ―西欧十字軍とモンゴル帝国 【著者】ジャン・ド ジョワンヴィル 元々十字軍の歴史に興味があるが当書は、キリスト教圏で国王自ら出陣した点でリチャード一世と双璧を為したものの結果はリチャードの引分に対して敗北、当時隆盛を極めたモンゴルと手を組もうとした気宇壮大な外交ロマンを抱いていたように、余り「攻め」では結果を出せなかったが、宗教心は厚く(でなければこうした行動は出来ない。)内政「守り」は堅実だったので一定の評価が為されておると言う、そうした人物の只の回顧録ではなく側近の「第三者」としての視点から書かれた貴重な記録であり、千年近く経っている今となっても資料的価値は変らないと思う。リチャードやサラディンのそうした記録が無い以上、矢張り絶版は勿体無い。(2013/01/09)
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聖王ルイ―西欧十字軍とモンゴル帝国
【著者】ジャン・ド ジョワンヴィル