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• 泥棒っ子

  【著者】川竹嵯峨夫

  昭和が過ぎ去り、平成・令和と時代が変遷していきます。昭和の前半位までの話として、当時の時代を生きる人達をとても感動的に描いています。この作品以外にも様々な名作があるとは思いますが、是非とも読んで欲しいと思う一冊です。「夕凧の街　桜の国」や「この世界の片隅に」を読めないような人種の人達でも、この作品なら読めるという人達もいますし、そういった類の人達の感性を揺さぶり昇華！？させます。「おしん」が大して面白くないし、長いし見る気もおきないよといった人達でも、老若男女問はずこの本一冊位なら１～３時間もあればスグに読み終わるし、何とも言えない昔懐かしく胸が熱く苦しくなるような感慨深さに浸れるような作品だと思います。是非とも復刻して欲しい名作です。(2019/08/12)