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  • たたかいはいのち果てる日まで

    【著者】向井承子

    主人公,中新井氏は,泌尿器科医としてだけではなく,障害を持つこども達の医療がまだまだ手探りであった時期から馳駆し,当時「東大阪方式」と言われた療育センターを構築するなどしたが,その矢先,無念ながら病に倒れた。
    その礎のもと,障害児・者医療は大きく前進をした部分もあるが,この四月,保険点数の改訂から,人によってはそれまで継続して受けることができていた医療を受けることができなくなる人が出てくるなど,改めて障害を持つ人にとっての医療,そして健康が問われる事態になってきたのではないかと考える。
    氏が亡くなったのは四半世紀も前のことになる。しかし,その生き方,そして,障害を持つ人だけではなく,家族や関係者との関わり方,障害,「病」との対峙の仕方は,医療だけではなく,この間,障害を持つ人の生活,健康,自立に関わって大きく変わろうとしているだけに,福祉も含めた関係者に是非今読んでもらいたい,また,再読したい一冊である。(2006/05/07)

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