ディジカメからLSI焼付け光学系に至るまで,あらゆる光学系の結像性能の評価の基礎となるのが本書の主題とするOTF(Optical Transfer Function)理論である.本書はOTFの学問体系の構築をライフワークとした著者自身が自らの研究や教育の経験を基に著した日本で(多分世界でも)最初の優れた専門書である.現在にいたるまで類書は皆無であり,日進月歩の光技術の発展のなかにあっても,その内容の価値は褪せることがない.復刊した場合のインパクトはきわめて大きい名著である.(2002/06/25)
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フーリエ結像論
【著者】小瀬輝次