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著者 | 大石英司 |
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出版社 | 講談社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784061816541 9784061858770 9784062034760 |
登録日 | 2002/05/11 |
リクエストNo. | 9826 |
リクエスト内容
同じ郷土をもつ警察・大蔵・検察の三人の官僚の物語。
常に、矛盾を矛盾と受け止めることの困難さに立ち向かい生きてきた。
セクション7という公安秘密組織との戦い。
経済・政治・統治機構の矛盾を各登場人物へのさまざまな視点で指摘している優れた作品。
投票コメント
全3件
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大石作品の原点は、軍事小説ではなく、この本に集約されると思います。GOOD!1
冷徹な分析力や洞察眼、貪欲な知識欲、バブルへの不信感。
当時の大石英司の持てる全てがドキュメンタリータッチの作風で昇華した大傑作。今の時代にこそ、この話は必要なのではないかと思います。 (2007/03/27) -
古典的なネタといえばそうだが、書かれた時期から考えればGOOD!1
実に先見の明があった内容だったと思う。
当時なら良く出来たフィクションで済むが今だとあまり洒落に
ならないかも。
それにしても当時はこんな時代が来るとは思いもしなかった
ものである。 (2006/09/11) -
90年代初頭に書かれた作品ですが、現代日本の失墜をその原因とともにあざやかに描き出していたと思います。GOOD!0
今、読み返すことにより根本的な問題がどこにあるのか、を再確認できる作品です。 (2002/05/11)
読後レビュー
NEWS
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2002/05/11
『カナリアが囁く街』(大石英司)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
artane.