13 票
著者 | ウェルナー・ハイゼンベルク著 河野伊三郎・富山小太郎 訳 |
---|---|
出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622039341 9784622074045 |
登録日 | 2002/04/05 |
リクエストNo. | 8882 |
リクエスト内容
ウェルナー・ハイゼンベルクは、押しも押されぬ20世紀物理学の大家で、大天才だ。彼はニールス・ボーアやウォルフガング・パウリとともに、量子力学の中心部分を作った。その名は、「ハイゼンベルクの不確定性原理」の名とともにいつまでも科学史に残るであろう。
彼の最も有名な著作である「部分と全体」は、科学思想史上の歴史的名著で、理系の学生たちにとってはバイブル的な存在だ。今でも、多くの学生や、科学者・哲学者の卵たちに読まれている。
しかし、「部分と全体」は、必ずしも純粋な物理学の著作ではなく、物理学上のことに焦点をしぼる場合には、彼の他の著作が重要だ。
より物理学的な著作としては、「自然科学的世界像」とこの「現代物理学の思想」が、彼の代表作といってよいだろう。
ただし、「より物理学的」といっても、ハイゼンベルクの著作なのだから、哲学上の深い思索を含み、頭のいい文系の学生などにも、非常に魅力的な本だろうと思う。(文系の人の場合は「部分と全体」を読んだあとにこれを読んだほうがいい、とは思いますが。)
投票コメント
全13件
-
大学時代に、ハイゼンベルクの「部分と全体」を読んで、深い感銘を受けた。(こういう人たちは多いだろうと思う。)GOOD!1
さらに、彼の他の著作をいくつか読んだが、その中では「自然科学的世界像」とこの本が、最も重要だ。
科学者と哲学者が合体したような、ハイゼンベルクの科学に対する姿勢が、なんともシビレさせる。(そういえば、彼の師のニールス・ボーアもそういう人であった。) (2002/04/05) -
天才ハイゼンベルクの名著らしいので。あと中古本が高すぎるので。 (2020/07/04)GOOD!0
-
ウエルナー・ハイゼルベルクの物理に対する考え方を読んでみたいGOOD!0
と思い投票します。 (2008/01/05) -
ハイゼンベルクの思想には興味があります。 (2006/07/05)GOOD!0
-
量子物理学の初期の開拓者の内、論理実証主義の影響が大きかった、代表者の1人による物理の哲学として、興味深いものであるから. (2006/07/05)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
-
2008/06/10
復刊!ウェルナー・ハイゼンベルク著 河野伊三郎・富山小太郎 訳『現代物理学の思想』 -
2002/04/05
『現代物理学の思想』(ウェルナー・ハイゼンベルク著 河野伊三郎・富山小太郎 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
レムレム