30 票
著者 | 高谷玲子 |
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出版社 | 秋元書房 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2002/03/01 |
リクエストNo. | 8095 |
リクエスト内容
前編マリコの続編です。主人公マリコが少しずつ少女から女性に代わっていく、思春期の繊細さがよく書かれている。前編の登場人物のほか、中条みどりがくわわり、物語に幅をもたせている。ちょっぴりセンチなお話だったと・・・・。
みつはし ちかこさんのかわいいイラストも主人公のイメージに合っていて、印象的でした。
投票コメント
全30件
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「みつはしちかこ」さん描く、中条みどりこと「こしょうちゃん」に恋をして、中学生の時、似た人に出会い片思いをしていました。GOOD!1
彼女の志望する高校に行きたいため、クラブ活動で疲れた体に鞭打って深夜まで勉強しましたが。結局、中学3年の卒業間近になって、彼女は転校、告白も何もできませんでした。
今もこの本を読むたびに切なくなります。 たぶん、ぼろぼろになった本を棺桶に入れ旅立つことになると思います。 復刻のさいは、みつはしさんの挿絵で、「こしょうちゃん」の新たな挿絵を描いてほしいと思います。
内容は古いと思いますが、物語は現在でも通用すると思います。 (2019/01/22) -
「静かに自習せよーマリコ」の続編だが,前作を超える名作である.著者が逝去したのは1965年2月,刊行されたのは3月であり,まさに著者の命と引き替えに産み出された作品である.しかしその影は作品には全くない.前作にもましてユーモアにあふれた軽やかな文体で,中学3年生のマリコの生活と成長を楽しく,そして少し切なく描く.マリコの周囲も白石委員長,北見将軍,花千,三木女史など前作のメンバーに加えて「コショウちゃん」中条みどりが加わり,淡い恋の香りもそこはかとなくする中で登場人物たちは成長していく.著者の分身であるマリコ,そして,著者が秘かに激しく,かなわぬ愛を捧げ続けたある青年の分身である白石君が織りなす,青春小説の名作.是非もう一度世に出て欲しい. (2014/04/13)GOOD!1
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『静かに自習せよ』と同様、亡き姉と共に愛読していた作品でした。GOOD!1
今は母の愛読書です。
中学生のマリコ達が楽しく一生懸命青春を満喫しているお話がとても懐かしく思われます。今の子供たちにも是非読んでもらいたい作品です。 (2012/10/12) -
今のように大人の欲望や金に毒されていない、中学生が中学生らしく生きられた日々。女子校だった私は、これを読んで共学に行かなかったことを後悔しました。時がたっても色あせない青春時代がここにあります。高谷玲子さんの夭逝が惜しまれます。 (2008/02/20)GOOD!1
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「静かに自習せよ」も面白いが、この「涙で顔を洗おう」は、さらに面白い。GOOD!1
ネタバレになるので、あまりくわしく書けないが、前作の登場人物に、新メンバーが加わる。その人物が、とても魅力的なのだ。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたい。 (2004/06/26)
読後レビュー
NEWS
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2002/03/01
『涙で顔を洗おう(続マリコ)』(高谷玲子)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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いこり