コナミから発売されたゲームソフト「幻想水滸伝1」の小説。

〈上〉
赤月帝国の大将軍テオ・マクドールの一人息子のティルは、なに不自由なく暮らしていた。だが、近衛隊に配属され、ロックランドに赴いたティルは、赤月帝国軍の汚い部分ばかり目にし、信頼していた祖国に疑問を感じる。やがて、親友のテッドが、宮廷魔術師・ウィンディの手先に連行された。ウィンディはテッドが手に宿した“ソウルイーター”の紋章を狙っていたのだ。逃げられないと悟ったテッドはソウルイーターをティルに託す。紋章を受け取ったティルは、反逆者の汚名を着せられて帝国を追われるが……。大ヒットゲーム『幻想水滸伝』の小説シリーズ、いよいよ開幕！！

〈中〉
解放軍のリーダーとなったティルは、ついに父との対決の日を迎える……。秀作RPGノベライズ、怒濤のクライマックス！帝国軍の名将軍テオ・マクドールを父にもつティル。しかし運命の悪戯かのように国を追われてしまう。親友テッドとの別れ、そして新しい仲間との出会い……。自分の信じた道を進む――と心に誓ったティルは、解放軍のリーダーとなることに。そしてついに、父テオとの対決の日を迎えた！帝国の圧政に苦しむ人々を救うべく、続々と集結する107人の仲間とともに少年ティルが帝国軍に立ち向かう！最大のクライマックスが今、幕を開ける!!

〈下〉
運命に導かれ、１０８星がついに集結！！
呪いの紋章“ソウルイーター”を身に宿し、少年はおのれの運命に立ち向かう！家族同然の仲間グレミオの死に直面し、父テオを自ら倒した少年ティル。自分の信じた道を歩み続けることがこんなにも辛いものだったとは――。しかし、そんなティルに追い打ちをかけるような出来事が待ち受けていた。悲しみを乗り越えて、ティルは解放軍のリーダーとして、人々の苦しみを終わらせるために最後の戦いへと身を投じていく……。秀作ＲＰＧ「幻想水滸伝」のノベライズがここに完結！！