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著者 | カール・ヤスパース 著 橋本文夫 翻訳 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784480096692 9784582762563 |
登録日 | 2024/06/24 |
リクエストNo. | 76325 |
リクエスト内容
哲学者ヤスパースは、第二次大戦敗戦戦直後、「戦後」を生き抜く指針となる、敗戦国民の責任の取り方を論じた。曰く罪の種類を刑法上の罪、政治上の罪、道徳上の罪、形而上的な罪に四分類し、刑罰の対象を個人のレベルに限定しつつ、国民全体としては侵略の歴史を保持し続けることで罪を償うというもの。戦勝国の罪にも触れながら責任のありかを追究した本書の思索は、いまなお、あらゆる戦争責任論のベースとなっている。
▼目次
ドイツにおける精神的状況に関する講義の序説(大学の現状、新たな自由)
罪の問題(区別の図式
ドイツ人としての問題)
(以上、筑摩書房ホームページより)
理想社刊『ヤスパース選集10 責罪論』、平凡社ライブラリー『戦争の罪を問う』と改版をくり返したヤスパースの戦争責任論(ISBNコード欄には平凡社版も記入しています)。
投票コメント
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初訳は1950年に桜井書店刊『戦争の責罪』で、創元文庫『戦争の罪』そしてヤスパース選集(平凡社版、筑摩書房版ともに選集版が大本)と度々復刊されています。GOOD!1
原著が1946年と考えると、それだけ日本とドイツ、状況は違えど同じ敗戦国ということで度々注目される作品でしょう。もしかしたら最も読まれたヤスパースの翻訳かもしれません。
日独と特定の国の枠を超えた戦争責任のあり方を問う作品であり復刊を望みます。 (2024/06/24)
読後レビュー
NEWS
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2024/06/24
『われわれの戦争責任について(ちくま学芸文庫ヤ-25-1)』(カール・ヤスパース 著 橋本文夫 翻訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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