ケーキ作りが得意なオスのライオンが引っ越してきて、みんなと仲良くなりたいライオンは、家でケーキを作って待っていましたが、ライオンには誰も近付かず。そんな中雨の日に子ねこがお腹を空かせて泣いているのに同情したライオンはケーキを差し入れしてあげたいけれど、自分の顔を見たらまた怖がらせてしまうのではないかと悩みます。
そして考えた挙げ句、ドアの隙間からこっそり手を伸ばしてケーキを差し出したのです。
自分達の手にそっくりなライオンの手を見て、「ねこのおばさんだ！」と勘違いし、店の中に入ってきますが、ライオンの顔を見ても怖がりません。

それどころか「ねこのおばさん」と呼んですっかり懐いてしまうのです。

最初の内は困っていたライオンですが、すっかり子猫たちと仲良くなって、毎日美味しいケーキを食べさせなり仲良くしている内に、森の仲間が気になりはじめて噂が立つのです。

ケーキ屋のライオンは本当はとっても優しくて、ケーキはとっても美味しい皆んなが知って来てくれ、最後はみんなでケーキをたべみんなが幸せになるお話しでした。