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著者 | 佐藤駿 |
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出版社 | 東北大学出版会 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784861632495 |
登録日 | 2023/02/06 |
リクエストNo. | 74118 |
リクエスト内容
私たちは世界をどのように経験し、知り、生きるのか。いや、そもそも「意識ならざるもの」が「ある」とはどのようなことなのか。
近代認識論的哲学の問題意識が背後に迫りくるなか、フッサールは独りひたすらに自らの現象学を彫琢していった。志向性理論と意味理論の展開、現象学的方法の理念、そして観念論。出発点となった『論理学研究』から『イデーンI』にいたるフッサール現象学の軌跡をたどり、意識ならざる世界の「存在」を「現象」から理解しようとしたフッサールの思索が描き出す「世界経験の哲学」を明らかにする。
▼目次
はじめに
凡例
第一章 『論理学研究』における現象学と志向性
第二章 現象学の展開
第三章 意味理論の観点から
第四章 現象学的観念論
第五章 世界経験の現象学
結論
(以上、東北大学出版会ホームページより)
『論理学研究』から『イデーンI』までのフッサールの思考の軌跡を丁寧に辿る名著です。この本が入手困難であることは日本の現象学研究の発展の大きな妨げだと思われます。
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読後レビュー
NEWS
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2023/02/06
『フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学: 『論理学研究』から『イデーン』まで』(佐藤駿)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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