4 票
著者 | ジョナス・メカス |
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出版社 | みすず書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784622076087 |
登録日 | 2022/12/26 |
リクエストNo. | 73917 |
リクエスト内容
故国リトアニアがドイツの占領下にあった第二次大戦末期、反ナチ活動が発覚して著者はナチの強制労働収容所へ送られた。
ドイツが敗北すると、故国はソ連領となる。著者は帰国を断念し、1949年末に米国に亡命するまで、弟アドルファスといっしょに、ドイツの難民収容所を転々とする。
日記は、ドイツやソ連の横暴に絶望し、孤独と飢餓に耐えて、大量の読書、映画館通い、収容所仲間、労働、収容所新聞の発行、マインツ大学に聴講にいくことまで、破天荒ともいえる日常を具体的に記す。
メカスは現在、ニューヨークを拠点に映画を制作し、個人映画や非商業映画の保存・上映に情熱をそそぐ。難民日記は映画作家メカスの前半生の記録であり、同時に、難民生活の実態を教えてくれる。詩人の観察眼と溢れる詩情と、起伏に富んだ文章が、読者を新たな地平へ連れ出すことだろう。
「ああ、この難民たちの住まいでは、全員が道化者だった。全員が互いの境遇をよく知っていた。そして全員が、互いに道化でしか通じ合えないような、あまりにも耐えがたい別離を経験していた」版元書誌情報より
投票コメント
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映画「眩暈VERTIGO」の作中、詩人の吉増剛造氏がジョナス・メカス氏の縁の地を訪ねる際、この本(原書?)の文章を引用していたのでぜひ全文読みたくなりました。GOOD!1
私だけでなく、この映画を観た方々ならきっとこの本に興味を持ち、読みたくなっていると思います。 (2023/01/23) -
重要な本なのに、古書が高すぎて買えません。ぜひ復刊してください。 (2023/06/11)GOOD!0
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人が生きるには、豊かな言葉が必要。それを生み出す筆者の人生を辿ることは、それ自体豊かなこと。この著書を読むのは、今の日本人全世代、特に若い世代には、必要な経験と考えるところ。 (2022/12/26)GOOD!0
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名著必読書だから (2022/12/26)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2022/12/26
『メカスの難民日記』(ジョナス・メカス)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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カラマール