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著者 | 山本茂 |
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出版社 | 文藝春秋 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784163513300 |
登録日 | 2022/10/21 |
リクエストNo. | 73585 |
リクエスト内容
内容紹介
第二のハイフェッツ、と讃えられた少年はたった一人で米国に留学、やがて失意のうちに帰国した。近代日本の運命に似た、天才の悲劇
内容(「BOOK」データベースより)
少年は、ヴァイオリンを手にしたとたん神になった。マックス・エッガー、ヤッシャ・ハイフェッツ、江藤俊哉、ダヴィッド・オイストラフ―世界の名だたる巨匠たちはこぞって少年の演奏に驚嘆し、新しい才能の誕生を祝福した。やがて昭和30年、少年はジュリアード音楽院に留学する。そこで彼を迎えたのは、日本に倍する米国人の絶賛と、深い深い孤独だった―。これは、日本そのものの運命にも似た、清冽な魂の悲劇の物語である。
内容(「MARC」データベースより)
第二のハイフェッツ、と讃えられた少年はたった一人で米国に留学、やがて失意のうちに帰国した。日本そのものの運命に似た、清冽な魂の物語。戦後の焼け跡に突如現われた天才・渡辺茂夫の青春と悲劇を描き出した。
投票コメント
全2件
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当時ドキュメンタリーの放送を見て悲劇的な半生と巨匠たちを驚嘆させた彼の紡ぐ透明な音色と演奏に衝撃を受けCDを買って大切にしていました。現在、動画が再掲載されたことで当時と同じように反響を呼んでいますので彼の半生をもう少し深く知りたい方が多くいると思うのでリクエストしました。GOOD!1
最近借りて読みましたが、戦後まもなくの国内の生活状況や発展途上にあるクラシック音楽界、彼の垣間見える飛びぬけた才能や海外留学の状況下が記されていました。彼の人生の悲劇は出会う人の必然的な縁によって抗うことができなかったんだろうと悲しくなりましたが絆の深い父季彦さんの元で長く余生を送られ安心した笑みを見ると決して不幸ではなかったのかもしれないとも考えさせられました。 (2022/10/30) -
初めて演奏をCDで聴いて、演奏の上手さに衝撃を受けました…。GOOD!1
しかも10代の子が…とさらに衝撃を受けました。
彼の事が気になりネットで調べましたが、残念ながら20歳前には、ヴァイオリンを弾けない状態になったようです…。
日本にも、こんなに素晴らしいヴァイオリニストがいたと言う事を、もっともっと知って欲しいし、私も深く知りたいと思いました。 (2022/10/21)
読後レビュー
NEWS
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2022/10/21
『神童』(山本茂)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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ローズガーデン