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著者 | 新吉原女子保健組合 |
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出版社 | 新吉原女子保健組合 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2022/10/01 |
リクエストNo. | 73504 |
リクエスト内容
江戸時代の年季奉公による遊郭制度は、明治以降、貸座敷~公周旋~娼妓と云う公娼制度により維持されていたが、戦後は女給の自由意志と自由恋愛と云う屁理屈で新吉原にカフェを始めとする特殊飲食街が成立した。所謂赤線であるが、売防法により昭和33年、新吉原の火は消えてしまった。勿論、その後も特殊浴場として、飽くまで自由恋愛の原則のもと、春を鬻ぐ行為は現在も必要悪として残っており、筆者も独身時代の若い頃は、何度か利用させて貰った思い出がある。当書は売春防止法施行前の特飲時代に、女給達(実際は売笑婦)が組織した職能組合の加入栞であり、検黴や性病罹患防止を主な業務としつゝも、相互扶助を目的に果たした役割は大なるものがあり、戦後の売春史を語る上で最も重要な一冊である。
投票コメント
全1件
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先づ手に入らない (2022/10/01)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2022/10/01
『女子組合員の栞』(新吉原女子保健組合)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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伊部星鈴