実際にあった出来事を絵本にしたものです。1992年5月27日サラエボ紛争の最中、救援トラックから食料を貰うために市民が並んでいた広場に、爆弾が落とされて、22人が犠牲になりました。その広場の近くに住んでいたチェリストのヴェドラン・スマイロビッチさんは、その惨劇を目のあたりにして、怒り悩んだ末に、戦争に抗議し、亡くなった人々を弔う為に、毎日自分の身の危険も顧みず、22日間チェロを弾き続けた。そのエピソードを基に、書かれた絵本だと言う事です。現在、廃墟と化したウクライナのある広場で、ひとりの演奏家がチェロを弾いている映像が先日テレビから放映されました。この絵本「Oじいさんのチェロ」で見たものと全く同じ映像で驚きました。是非復刊をお願いします。