幼少の時から「真理」を探し求めていた著者。1984年、1人で初めて行った台湾の道院への訪問で、その大きなヒントを得た。道院というのは宗教機関ではなく、玄学という宇宙の真理を探求する学問の研究機関である。道院の教えとは『天地の位育に参賛する』ということであり、要約すると「地球や太陽系、宇宙の運営に参加し協力する」ということである。この教えは、個人の問題から広くは地球規模での環境汚染まで、現代社会がいまかかえている問題にこそ効力を発揮するのである。本書は、この教えに基いた真理を、「意味を知る」「方法を知る」「実行するにあたって」の3章に分類し、読者がどの章から読んでも、その真理を感じることができるように編纂している。これを読むことで少なからず私たちは一人一人が自分の存在を自覚し、健康や安らぎのエネルギーを高めることの意識が向上する。そして一人一人のその良いエネルギーは、周囲の人々や社会・環境・世界・宇宙の安定につながり、つねに楽しく穏やかな生活と、人間関係・社会・地球・太陽系・全宇宙の好循環をもたらすことにつながっていくのである。