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著者 | ブルース・フィンク |
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出版社 | 人文書院 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784409340479 |
登録日 | 2022/06/21 |
リクエストNo. | 73104 |
リクエスト内容
“他者”、主体、対象a、性的関係、四つのディスクールなど、精神分析家ジャック・ラカン(1901‐1981)の後期思想における主要な概念を、一貫した展望のもとに明晰に、そして臨床からの視点を手放さず解説。巻末には「『盗まれた手紙』についてのセミネール」を詳細に読み解いた二つの補論を付す、充実の一書。
投票コメント
全2件
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晩年のラカンにおけるラカン自身の思想の集大成に本一冊を使ったかたちで焦点を当て解説した本はこれぐらいだと思う。前期中期にかけては各々別のものとしてラカン自身の扱っていた、R.S.Iの構図とセクシュアリティの問題がどのような理論で練り上げられ止揚や統一されたのか、というラカンの思考を詳しく見て取りたい。どうしても荒い議論で追いかけると、ラカン後期の思想が単純な形でのマイノリティの擁護やダイバーシティ肯定のような話になると思う。一冊かけて少なからずラカン自身の思想上の集大成としての精神分析理論を丁寧に追ってくれるのはありがたい。要は、ぶっちゃけた話、復刊待望!!! (2022/08/22)GOOD!2
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分かりにくいラカンを明晰に分析したブルース・フィンクによるラカン入門書。ラカンを学ぶさいの展望を与えてくれる重要な本なのに品切れなのはきわめて残念である。日本におけるラカン受容に寄与する重要な一冊であることは間違いない!古本でもほぼ流通しておらず、ぜひとも復刊を望む! (2022/06/21)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2022/06/21
『後期ラカン入門: ラカン的主体について』(ブルース・フィンク)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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